動物園は昼に見て、夜に行き直す。夏に行ったら冬も見に行く。すると、昼間はゴロゴロ状態だった猛獣が夜は活発で、夏は日陰でへばってた動物が冬とても元気なのに気付きます。ものすごく単純だけど、それが動物の真理。さあ、連載第1回は夏。まずは海に出かけましょう。狙いはイルカです! |
カメラでは捉えきれないほど、周囲にはイルカがたくさん泳いでいます
「イルカウォッチング」、「Dolphin watching」という言葉にめっぽう弱い。ま、これがクジラでも同じですけども。都営地下鉄の駅に貼ってある小笠原諸島のポスターの中で、クジラが跳ねているだけで行きたくてたまらなくなり、体内の熱い血が騒ぎ出します。 |
今までに行った国内外のイルカウォッチングの中で、これぞ決定版!絶対のおすすめが熊本県の“日本の宝島”天草です。近海は魚、アワビ、伊勢エビやウニなどの魚介類の宝庫だけに、イルカも定住。だから、見られる確率90%以上。
これが「鯛茶漬け」。お出汁によって鯛のうま味が全体に広がって
います、います、イルカたち。船の先を泳ぐグループ。横を行く親子連れ。遠くでジャンプしている元気な御一行様。グアムやハワイの上品なのと違って、こちらは「ほれいけ、やれいけ、それ飛べ」の大イルカ軍団。見ていて飽きません。 船からあがれば、新鮮な魚介類が待っているのも魅力。ウニ丼なども名物ですが、私のお気に入りは鯛茶漬け。さらりといけて、カロリー控えめ、もってこいの逸品です。天草の南新町にある「いけす料理やまもと」では、ご飯の上に海苔を載せ、さらに新鮮な鯛の刺身を並べ、その上からお出汁をかけていただきます。香りも湯気も、お出汁で白みを帯びた鯛もたまりません。 |
天草いるかワールドではイルカと触れ合ったり、泳いだり
最近、水族館の目玉になっているのが、「ドルフィン・スイム」や「ドルフィン・タッチ」と呼ばれるものです。早い話がイルカと一緒に泳いだり、イルカと触れ合うという企画。 |
天草宝島観光協会 / http://www.t-island.jp/
天草いるかワールド / http://www.hotel-alegria.jp/dolphin/index.html
品川プリンスホテル / http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/
石井 喜代美
ご主人がアウトドア・旅行雑誌の編集者をしており、その関係で国内外の旅に同行。ブランドショップより地元の市場、高級レストランより庶民の味、そして動物園と水族館には必ず行く主義だとか。キャンプや温泉にも詳しい。