2008年7月30日、東京都と千葉県を繋ぐ京葉道路の幕張PA(上り線)に、新しい商業施設型SA・PA「Pasar(パサール)幕張」がグランドオープンしました。トイレイメージの刷新のほか、地元千葉県ならではの豊富な特産物をウリにしたご当地フードコートも必見ですよ。 |
「千葉スタイル」をコンセプトとした上り線の「旬撰倶楽部」も、千葉県産の素材や地産地消にこだわるショッピングゾーンです。下り線は「東京気分」がコンセプト
近年のSA・PAの進化は目を見張るものがあります。 NEXCO東日本が今春(3月20日)にオープンさせた新しい商業施設型SA・PAが、京葉道路・幕張PA(下り線)のPasar幕張です。
フードコートは千葉県で採れた食材がメインとなる店舗がずらりと並びます。片貝波乗り食堂や宝醤軒など、千葉のグルメを堪能してください
「九十九里 片貝波乗り食堂」では、県内で水揚げされた新鮮な魚介類を使った定食や丼メニューのほか、千葉特産のお米「ふさおとめ」を使用するといった徹底ぶり。 「下総醤油らーめん 宝醤軒」は、厳選した伝承の木桶仕込みのしょう油をベースに、アクセントとなるのは九十九里産の煮干しスープ! 「手打ちかつ 山武源」のサクサクの豚カツはヘルシーな「東総麦豚」が目玉とくれば、デザートにお薦めの「M’s Route Cafe」は千葉県産ピーナッツペーストを練り込んだクレープでドライブの疲れを癒してくれちゃいます。 地産地消を積極的に取り込んだフードコートは、これから誕生するSA・PAが取り組むべきテーマとなりそうですね。 |
ビュッフェレストランの「AEN TABLE」は千葉県山武郡のお米(生産者直送)、千葉県産の野菜を使った料理を味わえます。創作和食が中心です。
高速道路が平成17年に民営化し、「休憩施設」から「商業施設」へ意向したことにより、普段私たちが利用するチェーン店が増えてきているのです。 たとえばPasar幕張(上り線)では、コンビニのファミリーマート、ハンバーガー専門店のマクドナルドが新たにオープンしました。 ちなみに全国の主要高速道路のSA・PAを覗いてみると、コンビニではローソン、ミニストップ、サークルKサンクス、デイリーヤマザキなどがあります。 ハンバーガー、コーヒーチェーン店では、マクドナルドのほかロッテリア、スターバックス、タリーズコーヒーなどが参入しています。 もちろんSA・PAのコンビニは、ATMや宅配便、各種料金の支払いができます。 普段から慣れ親しんでいる「コンビニ」を、高速道路上で利用できるのはありがたい限りです。
高速道路のSA・PA初となるリラクゼーションスポットが「Seiyo-Kan」です。ドライブ疲れやリフレッシュにぜひ。10分1050円のクイックマッサージからロングコースまで用意
株式会社西洋館センターが運営する全国展開のリラクゼーションスポットがSA・PAに初出店。そう、記念すべき第1号がPasar幕張(上り線)なのです。 Pasarの「r」とはrelaxationの頭文字。まさにリラクゼーションを意味するに相応しい施設でしょう。 次世代SA・PAをめざす「Pasar」は、今後10年間で約20カ所のオープンを目標にしているそうです。そこはやはり、うまいもの天国のニッポン。気になるのはご当地グルメ満載のフードコートに旬撰倶楽部でしょう! 個人的には「静岡気分」に「新潟気分」……(?)、楽しみですね~。 |
Pasar http://pasar.driveplaza.com/
NEXCO東日本 http://www.driveplaza.com/dp/SapaTop
NEXCO中日本 http://www.c-exis.co.jp/
NEXCO西日本 http://www.w-holdings.co.jp/
< PROFILE >
京葉一太郎
元自動車雑誌編集者。旅行、ドライブ、温泉、カメラ、日本酒大好きのアラウンドサーティー。好きな高速道路は関越自動車道と嵐山パーキングエリア。
京葉一太郎
元自動車雑誌編集者。旅行、ドライブ、温泉、カメラ、日本酒大好きのアラウンドサーティー。好きな高速道路は関越自動車道と嵐山パーキングエリア。