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日本全国、高速道路でどこまでもー。SA(サービスエリア)PA(パーキングエリア)活用術
マニア垂涎!の限定グッズあれこれ

現在のSA・PAの利便性や快適性ときたら、一昔前と比べるとずいぶん向上したと思います。ショッピングコーナーの充実度、レパートリーも豊富なご当地限定グルメ、旅の疲れを癒してくれる大浴場や宿泊施設……。近年のSA・PAは洗練された快適施設が満載なのです。さて今回はこんな“限定グッズ”に注目してみました!

SA・PAのイメージを打破する限定キャラクターグッズ
東北自動車道・蓮田SAや関越自動車道・上里SAなどで販売されているのが、マイメロディやクロミのSA・PA限定グッズ。ボールペン(525円)やストラップ(735円)などがそろいます
東名高速道路・足柄SAには高速道路初となるF-1グッズ専門ショップがオープンしました。「ASHIGARA SQUARE(アシガラ・スクエア)」の営業時間は9:00~15:00(土日祝は16:00まで)

前回がSA・PA限定弁当「速弁(はやべん)」で“グルメ”とくれば、今回ご紹介するのはご当地限定グッズです。みなさん、知ってました? ご当地限定とはなにも食べ物だけではないのです。誰もが知っているアニメキャラクターや玩具メーカーが、SA・PAだけのオリジナルグッズとして共同製作、コラボっちゃってます。

銘菓や珍味、ご当地スイーツなど、グルメはお土産としてすでに定着しているので、お土産コーナーを見てまわるのは楽しいですよね。しかしよーく見てまわると、クルマや標識をモチーフにした高速道路ならではのキャラクターグッズが販売されています。キーホルダーやストラップもいわゆる観光地ならではのシンプルなものではなく、キティちゃんやマイメロディまでもがSA・PAの顔としてお土産コーナーを華やかにしているんです。

東京駅の地下街にもJRの各駅名の書かれた限定キャラクターグッズがありますが、各地のSA・PAの名称を背負ったキャラクターグッズは、なんだか駅名より惹かれるものがあります。

東名高速道路や中央自動車道など中日本エリアのSA・PAでは、高速道路でおなじみのエリア標識のハンドタオルを販売中! マニア垂涎のアイテム。サイズは20×20cmで420円
今年オープンした「Pasar幕張」のように、現代のSA・PAは姿形を変え、華やかなイメージをもつようになりました。これまでのSA・PAは、どちらかというとあか抜けないイメージがあったというのが正直なところでしょう。公営施設の代名詞のような雰囲気を備えていましたが……いやはや時代は変わりつつあります。この限定オリジナルグッズが登場したように、近年ではSA・PA自体をブランド化して、地域色を色濃くしています。トイレ休憩をするためだけに利用するのはもったいない! ちょっと余裕があるときは、ゆっくりと見てまわるものもいいでしょう。

やはりコンビニやファーストフード店、コーヒーショップなどの民間企業の参入はこれまでのSA・PAのイメージをガラリと変えました。スターバックスコーヒーがその例でしょう。身近な存在のショップがあると、普段から慣れ親しんだお気に入りの商品をゲットできるから、やっぱり安心できますよね。

偶然の産物は新キャラクターに最適!?
三岐観光バスオリジナルチョロQは東名阪自動車道・御在所SAの限定グッズ。ボディ横の「Sangi Rail」の文字や三重ナンバーなど細かいディテールがポイント。800円
関越自動車道・赤城高原SAの名物キャラクターといえば、からっ風ブー次郎。ストラップやハンドタオルが420円、ぬいぐるみは1260円。ブー次郎のようなオリジナルキャラクターの誕生に期待!
さてご当地グッズ。個人的には東名阪自動車道・御在所SAの「三岐観光バスオリジナルチョロQ」はナイスです。

できればT社さんにSA・PA限定としてラッセル車やパイロンを自動的に配置する車両のミニカーなんかを販売してほしいところですが…(笑)、しかし三岐観光のチョロQは三重ナンバーを付けているところがニクイです。

ちなみにご存じの方もいるかと思いますが、ご当地キューピー人形ストラップが多種類販売されているので、高速道路ならではといった自動車にちなんだ地域色のあるグッズを期待したいですねぇ。これはおもしろそう。しかし地域色を出すとなると、地元の観光バスになるのかな? いずれにせよ、高速道路上の限定グッズだけに、その土地ならではのクルマグッズに期待したいですね!

さて、SA・PAの限定グッズはキャラクターグッズとのコラボだけではありません。関越自動車道・赤城高原SAを代表するキャラクターといえば、「からっ風ブー次郎」ですよ。

どうやら赤城高原SAに到着した養豚場のトラックの荷台から転げ落ちた、というのが誕生のきっかけのようで、ケータイストラップのほか、ぬいぐるみや耳かき、ハンドタオル、チョコクランチなど、豊富なラインアップで赤城高原SAを盛り上げています。偶然の産物、といえばそれまでですが、意外とこのようなきっかけがいちばん重要なのかもしれません。
これからもオリジナルキャラクターの誕生に期待したいですよね。

札樽自動車道・金山PAの「金まりもっこり」。北海道で大人気のキャラクターも見逃せませんね
ちなみに、三重県の御在所SAでは名物のハマグリをキャラクターにした「はまぐりマン」を販売しています(タイトル部分の写真が「はまぐりマン」)。ストレートなネーミングはGOODです。あとは札樽自動車道・金山PAの「金まりもっこり」もオススメです(笑)。

キャラクターグッズ以外では、中日本エリア内のSA・PAで販売しているエリア標識看板タオルが奮闘しているでしょう。こちらは通好みの粋なアイテムといったところではないでしょうか。実用的な限定グッズにも今後は注目したいところです。

さて個人的な意見をもうひとつ言いますと、やっぱり「せんとくん」のSA・PA限定グッズなんてのは……ダメですかね?


ネクセリア東日本「ドラぷら」 http://www.driveplaza.com/
サービスエリア情報ガイド 中日本エクシス http://www.c-exis.co.jp/
< PROFILE >
京葉一太郎
元自動車雑誌編集者。旅行、ドライブ、温泉、カメラ、日本酒大好きのアラウンドサーティー。好きな高速道路は関越自動車道と嵐山パーキングエリア。
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