もっとも身近にいる野生の使者が“鳥”たちです。ほんの少し前、都会でもカラス以外の野鳥が数多く見られました。しかし、現在では都市部での野鳥観察は難しくなりました。車で郊外の森や水辺に出かけてみましょう。 |
森の中には野鳥がたくさん。特徴を観察しましょう
私の通った学校は東京の郊外にありました。 よく見れば河原にも野鳥が。見つかりましたか?
大みそかの「NHK紅白歌合戦」の審査の時に、双眼鏡を手にした「日本鳥類保護連盟」の会員たちが活躍したのを覚えている方も多いと思います。まさに、あんなかっこうで学校内や周辺の雑木林、畑で野鳥調査をしました。 |
何を食べているのかでも鳥の種類がわかります
現在は図鑑の種類も豊富です。また、インターネットなどでさまざまな事柄が調べられます。それはとても便利なこと。反面、知識は豊富になっても“実際に見る”という部分がおろそかになりがち。 同じカラスでもクチバシの太さで種類が異なります
結局、文字で読んだことだけを理解し、野鳥がどんな行動をしたかなどに注目しないままになってしまうのです。 |
水辺は野鳥がいっぱい。種類も豊富です
漠然と「特徴をメモして」と書いても戸惑うかもしれません。そこで、バードセンサスの担当教師に聞いた特徴の見分け方を記しておきましょう。 「おまけの撮影術」 |
【野鳥公園】
自然が残る、あるいは自然の姿を取り戻した海辺、川辺には「野鳥公園」が整備されています。また、尾瀬や南アルプスの野鳥観察ポイントのホームページもあります。まずは「野鳥観察」「野鳥公園」で検索してみてください。
石井 喜代美
ご主人がアウトドア・旅行雑誌の編集者をしており、その関係で国内外の旅に同行。ブランドショップより地元の市場、高級レストランより庶民の味、そして動物園と水族館には必ず行く主義だとか。キャンプや温泉にも詳しい。