さあ、キャンプシーズンの到来! この時季のもうひとつの楽しみといえば各アウトドアメーカーから発表されるアウトドア新製品である。居住性を重視したテントやタープから、収納性を追求したコンパクトなテーブルやツーバーナーなど、見どころ満載のアイテムに注目。 |
スノーピークの「ランドロック」は、リビング、ベッドルームなどをひとつにレイアウトできる大型ドーム。吊り下げ式テントで自由自在。12万9800円
春になるとオートキャンプはシーズン開始を迎える。 ロースタイルのアウトドアを楽しむなら、スノーピーク「リビングシート」を。素材はPVCで、泥はねや浸水防水機能も備える。デイキャンプにも使える。9800円
「質」にこだわるブランドは、ユニークな機能をはじめ、素材やディテールを追求するので、キャンプ好きの人間からは一目を置かれている。 年々スリムにコンパクトになるグッズもあれば、高機能を搭載しつつ、ゆとりある居住空間をもつグッズも登場する。各時代の流れや特色が表れるキャンプグッズは、「目から鱗が落ちる」といった斬新なものが多い。 使い手を考えたメーカー独自のアイデアは、実践あっての産物である。「なるほど、こうきたか!」と、思わずうなってしまうほどなのだ。 コールマンの「パーソナルLEDランタン」は蛍光灯ランタンより約2倍の点灯時間を実現。経済的かつ安全だ。テント内からリビングに使える。4410円
僕がアウトドア誌に在籍したころ「春の風物詩」ともいえる企画といえば、新商品カタログの制作だった。 各メーカーの新商品発表会で衝撃(!)を受け、リリースを見て「お!」と一人悦に入っていたもの。 カテゴリーが明確なキャンプ用品だからこそ、それぞれに見られる「進化」はおもしろい。 |
折り畳み時の厚さもなくなり、クルマへの積載もスムーズに。折り畳み時の厚さは何と8cm! スリム収納を可能にしたコールマン「スリム四折テーブル」は1万5750円
さて、総合アウトドアメーカーのコールマン ジャパンの話題の新商品はこちら。 本体中央からふたつに折り畳める、コールマンの「フォールディングLPツーバーナーストーブ」。花見やバーベキューにも最適。ワンタッチ点火装置も魅力! 1万8900円
これまでの電池式ランタンに比べると明るさや点灯時間が格段と向上しているのだ。 左右非対称のリーフウイングでさまざまな居住性を実現。付属のスクリーンを使用すれば風雨の入り込みも防ぐ。ユニフレーム「REVOタープ」は2万8800円
テントスペースは大人2人、子ども3人がゆったり寝られるスペース。 いまやアウトドア料理の定番となったスモークを手軽に体験できるユニフレーム「インスタントスモーカー」。収納がコンパクトで初心者におすすめ。3900円
新商品の見どころは、こういったこれまでの概念を覆す、メーカーが考案する新しい試みで、使い方次第でファミリーからグループキャンプに対応できること。 |
●コールマン ジャパン http://www.coleman.co.jp/
●スノーピーク http://www.snowpeak.co.jp/
●ユニフレーム http://www.uniflame.co.jp/
小幡 健
元アウトドア誌編集者。お金をかけずにキャンプを楽しむ「赤貧オートキャンプ講座」の連載経験がある。好きなエリアは伊豆。好きなシチュエーションは焚き火と日本酒。