いつものキャンプ仲間や家族だけでなく、愛するペットもキャンパーとして連れていきたい。最近では、ペットも利用できるキャンプ場が増えています。愛犬との楽しいひとときを自然の中で過ごしてみてはいかが? |
過ごしやすいようにゆったりとした空間をつくることが大切。
普段は、家族や気心知れた仲のいい友人と行くのだが、出かける際にいつも後ろ髪引かれてしまうのだ。 その理由は、僕の愛するペットのトイ・プードルの五郎が「どこに行っちゃうの?」と玄関先でウルウルとした目で見つめてくるから。 だけど、キャンプ場には君を連れていけないよ……。ペットOKのところばかりじゃないし……、と毎回そんな思いにかられている。 また、ペットOKでも「リードにつなぐ」「サイト外には出してはダメ」などのルールを設けているところがほとんどだ。 愛犬も自由に遊ばせながらキャンプを楽しみたい!と思っていた矢先に、キャンプ仲間から「最近じゃキャンプ場にもドッグランなどの施設が完備されているところも増えてきたよ」という愛犬家の僕にとって最高の情報をもらい、愛犬とのキャンプをすることに。 やはり超アウトドア初心者であるがゆえに、情報量が少なすぎたのが五郎を苦しめていたのかもしれない(いやいやアウトドア雑誌見ればわかるでしょってね)。 さて愛犬と一緒にキャンプへ行けるのは分かったけれど、重要なのはペット用のキャンプ用具を揃えなければいけない。 おもに必要な用具は、 ●水を飲ませる際に必要なコンパクトに収納できるペット専用の携帯ボウル ●組み立てが楽チンなドッグテント ●もしものケガに対応できるペット用ファーストエイド ●自分たちのサイトから離れてしまわないようにつなぎ止めるドッグロックセット この4つが揃っていれば、他のキャンパーにも迷惑をかけることなく、愛犬とのキャンプが楽しめる。 その他にも便利で快適なグッズが各メーカーから販売されているのでアウトドアショップをチェックしておこう。 |
ペット用のスペースを確保することで、他のサイトなどに行ってしまうことを防げる。リードも忘れずに!
やはり一番注意したいのは、鳴き声。 夜の静寂を楽しむキャンパーも多いので、なるべく夜はドッグテント内に入れ、他のサイトに行ってしまわないように気をつけよう。 あとは普段散歩させる時と同じように糞などの処理は飼い主が責任をもって行うこと。それが守れれば愛犬とのゆったりとしたひとときを過ごせるはずだ。 サイト内には、ペットも自分たちも過ごしやすいレイアウトづくりをすることも重要だ。 まずお互いの位置がはっきりと見える場所にペット用のスペースを確保してあげること。テントから遠すぎず、近すぎずの距離にドッグテントやドッグロックをセットする。 開放的な空間が広がるドッグランでおもいっきり走らせてあげよう!
あとはキッチンスペースから離すことも忘れずに。開放的な気分になり、ペットも走りまわり、バーナーに激突!なんて惨事も起こりかねないので注意しておきたい点のひとつだろう。 またペットへの気遣いとして、普段愛用しているタオルやクッションをドッグテントの中に敷いたり、置いてあげれば比較的落ち着いて過ごすことができる。 最近では、なんとペット用のシュラフまで販売されているので、昼と夜の温度差があるアウトドアでは活躍するかもしれない。 五郎を自分の膝に抱えて、焚き火を眺めながらお酒を飲むのが僕にとって至福のひととき。 みなさんもこんな贅沢な時間を愛するペットと過ごしてみてはいかが。 |
ペットをキャンプ場へ連れていく際には必ず電話などで確認を! そしてそのキャンプ場のペット連れに対するルールや施設も見ておこう。場所によってはドッグ専用のシャワーなどがあるところも。
●那須高原アカルパ
ペット連れ大歓迎のキャンプ場。小型犬用、大型犬用とドッグランが分かれており、ドッグ専用シャワーも完備。
住所:栃木県那須郡那須町高久丙2993-1
TEL:0287-77-1640
URL:http://www.akarupa.com/
●伊豆自然村キャンプフィールド
ドッグラン完備の滝遊びも楽しめるキャンプ場。
住所:静岡県伊豆市徳永1097
TEL:0558-83-5655
URL:http://www.camp-stage.com/
●ファイブオーシャン奥琵琶湖キャンプ場
琵琶湖のほとりにある自然あふれるキャンプ場。ドッグランを完備しており、キャンプ場利用者は無料で利用することができる。
住所:滋賀県伊香郡西浅井町大浦1796
TEL:0749-89-0121
URL:http://www.okubiwakocamp.com/
< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めたばかりの新米編集者。超がつくほどのアウトドア初心者のため、猛勉強中。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めたばかりの新米編集者。超がつくほどのアウトドア初心者のため、猛勉強中。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。