「コレクション」と聞くと趣味の王道という感じがします。たとえば切手や絵画、ブランド品を集める人もいれば、ポケモンやキティちゃん関連グッズを集めている人も。なかには“動物”を収集している人もいるようで……。 |
友人カメラマンのハリネズミ・コレクション。これはほんの一部だから驚きです
携帯電話を鳴らしても、「ただいま海外に仕事で出かけております……」の留守番メッセージ。 一見うらやましく思えますが、重いカメラ機材を抱えて(機材は預けることができないので、常に抱えていなければならず、重度の慢性肩コリだそうです!)歩きまわるのは、他人にわからない苦労があるようです。 それでも、彼をうらやましいと思ったのは、自宅にあるコレクションを見たときです。 彼は若いころから髪の毛を短めにカットし、ジェルによって“ツンツン”に立てるのをトレードマークにしていました。カメラマン仲間からは「ハリネズミ」なんて呼ばれていたことも。 オーストラリアの動物の缶詰。カエルもラインナップされています
旅先で見つけるたびに購入し、揃いも揃った200個前後(数えたことはないそうです)。 玄関の外には靴底の汚れを落とすハリネズミ型靴用ブラシ。玄関の棚にはハリネズミ型洋服ブラシ。そして、リビングの棚にはありとあらゆるハリネズミ。カメラを抱えていたり、民族衣装を着たり、もうさまざま。 それには圧倒されます。 |
動物の缶詰の中身はかわいらしいぬいぐるみ。カナダで買ったアライグマとムースです
日光東照宮の付近のお店には国宝の「眠り猫」や神厩舎・三猿にちなんだ「見ざる・言わざる・聞かざる」関連サル・グッズがいっぱい。 サル関連グッズなら関西の箕面市も負けてはいられません。 サルをモチーフにしたおせんべい「モンちゃんせんべい」を始め、さまざまなサル・グッズが販売されています。 さらに、最近の「ゆるキャラ・ブーム」で全国各地には動物をモチーフにしたキャラクターがいっぱい誕生しました。 新潟にはトキをモチーフにした「トッキッキ」がいるし、滋賀の彦根には井伊家と招き猫をくっつけた「ひこにゃん」がいます。 お気に入りのカンガルー。木製で傾斜地に置くと両足を揃えて歩きます
小浜市のキャラクターは某大統領かと思っていたんですが、それにしても、全国のゆるキャラたち、すごいことになっていますね。 でも思い出してみれば、オリンピックや大きなイベントでも、動物をキャラクターにするのは珍しいことではありません。 周囲に目を向ければ動物グッズは奥が深く、さらにその種類も星の数ほど豊富なのがわかりました。 |
2006年のサッカーワールドカップ・ドイツ大会のキャラクターはライオンでした
こちらはバルセロナオリンピックのキャラクター。ピレネー犬がモチーフ
ここでいくつかお見せしましょう。 カナダとオーストラリアで目についたのは「動物の缶詰」でした。 もちろん、肉などではなく、中には小さなぬいぐるみが入っています。 カナダではアライグマやムース。オーストラリアではカンガルーやコアラ、ウォンバット、かものはしというラインナップ。ともに自然王国、こんなおみやげが売れるようです。 テディベアもいろいろな種類があるのでコレクションに最適かも!?
本物のカンガルーのようにぴょんぴょんとは勢いよく跳ねないけれど、なんとも愛くるしい記念の品です。 そのほかにもオリンピックやサッカーのワールドカップを観戦したときに買ったものもいくつか我が家に飾られています。 このぶんだと、動物コレクションはまだまだ続きそうです。 みなさんも旅の記念に、動物コレクションを始めてみませんか? |
●日光東照宮
国宝の「眠り猫」は牡丹の花に囲まれ、日の光を浴びてうたたね。日光にちなんで作られたという説が有力です。
http://www.toshogu.jp/
●箕面市観光協会
関西地区でおサルさんといえば箕面ですね、やっぱり。おサルさん関連グッズや名物おせんべいもあります。
http://kankou.minoh.net/
●全国のゆるキャラ
ゆるキャラグッズを求めて旅に出かけてみるのもいいですね。イベントを狙えば、ゆるキャラに会えるかも。
http://yuru.tips-top.com/
< PROFILE >
石井 喜代美
ご主人がアウトドア・旅行雑誌の編集者をしており、その関係で国内外の旅に同行。ブランドショップより地元の市場、高級レストランより庶民の味、そして動物園と水族館には必ず行く主義だとか。キャンプや温泉にも詳しい。
石井 喜代美
ご主人がアウトドア・旅行雑誌の編集者をしており、その関係で国内外の旅に同行。ブランドショップより地元の市場、高級レストランより庶民の味、そして動物園と水族館には必ず行く主義だとか。キャンプや温泉にも詳しい。