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ゴルフに詳しい友人がいないために、まだゴルフ場でラウンドしたことのないビギナーでも、気軽にひとりでラウンドできるゴルフ場があるんです。あさひヶ丘カントリークラブでは、初めてでも、ひとりでも、プレーアテンダントが無料でラウンドをサポートしてくれます。
赤レンガが印象的な、ヨーロッパのヴィラを思わせるクラブハウスが出迎えてくれる
あさひヶ丘カントリークラブ
所在地:栃木県栃木市小野口町1351
TEL:0282-23-7181
ホール:27ホール(各ホール2グリーン)
筑波コース パー36 3205/3248ヤード
日光コース パー36 3414/3453ヤード
富士コース パー36 3466/3476ヤード
開場:1977年(2008年4月1日リニューアルグランドオープン)
コース設計:富沢誠造
ゲスト料金:平日7500円~/土日祝1万3000円~ (1ラウンド乗用カート・セルフ)
平日の夕方や深夜に営業しているゴルフ練習場に行くと、カップルや若いゴルファーが熱心に練習している姿を見かけます。石川遼の活躍やファッションが洗練されてきたことに触発されてか、20代、30代の若い世代にも、ゴルフは受け入れられているようです。  

その一方で、ゴルフ場ではあまり若いゴルファーはプレーしていません。バブル期に比べれば格段にプレー代が安くなったとはいえ、マナーやラウンドの手順など、実際にプレーするには敷居が高いイメージがあるのかもしれません。  

ゴルフには審判がいないため、自分自身でマナーやルールに則ってプレーすることが求められます。初心者同士でメンバーを集めて、いきなりプレーできるようなスポーツではありません。ましてや、メンバーでもないゴルフ場に、ひとりでぶらりと行ってもプレーさせてもらえません。

それがゴルフというスポーツなのですが、なんと、初心者でもOK、しかもひとりで申し込んでもラウンドさせてもらえるというゴルフ場があるというじゃないですか。

さっそく真相を確認しに、現地へ向かってみることにしました。  

そのゴルフ場は、栃木県栃木市にある、あさひヶ丘カントリークラブ。
東北自動車道・栃木ICより7.8km、約10分と、アクセスもなかなか便利な場所にあります。東京からは東北自動車道に乗ってから1時間足らず。

この日は栃木ICのひとつ東京寄りの佐野藤岡ICで下り、表示看板にしたがいながら、ゴルフ場へと向かいました。
宇都宮方面に向かって、東北自動車道を何度かくぐるように一般道を走り、佐野藤岡ICから約25分で到着。交通量が少ないので、スイスイ走れました。
国道のようなわかりやすい道ではないので、事前にゴルフ場のホームページからアクセスルートをプリントしておくといいでしょう。

筑波コース 1番ホール パー5 564ヤード
日光コース 2番ホール パー4 471ヤード
富士コース 6番ホール パー5 537ヤード
あさひヶ丘カントリークラブの開場は1977年。30年以上の歴史があります。
80年には「関東プロゴルフ選手権」、82年に「日本プロゴルフ東西対抗」、87年に「日本女子プロゴルフ選手権」が行われ、トーナメントコースとしても知られてきました。  

唐沢山系のなだらかな丘陵地帯に27ホールを有し、9ホールごとに筑波、日光、富士の個性ある3コースが広がっています。  

筑波は比較的平坦で調和のとれたコースです。フェアウェイの幅も広く安心して打っていける一方で、落とし所を誤ると難しいショットを要求されるといった攻略性も備えています。  

日光は前半以降に打ち上げで飛距離のあるホールが多く、特徴のあるランドスケープが印象的です。フェアウェイのアンジュレーション(起伏)がコースの難易度を高くし、グリーン周りではたびたびバンカー越えのショットが要求されます。  

富士は谷越えやドッグレッグなどコースレイアウトがトリッキーで、本来は見た目ほど難しくないはずなのですが、心理的なプレッシャーに打ち克つ強さが求められるコースです。  

すべてのホールに右と左のふたつのグリーンがあり、いずれもベント芝を採用しています。フェアウェイは高麗芝で、ラフが伸びているところではしっかりと振り抜くショットが要求されます。  

コースバリエーションが豊富で、バックティからのプレーではトーナメントコースの醍醐味を十分堪能できます。
その一方、レギュラーティ、レディスティからは距離のアドバンテージを得ることができるため、初心者でも無理なくラウンドすることができます。  

2008年4月、RESOL(リソル)グループが運営するゴルフ場としてリニューアルオープンしました。
クラブハウスは伝統的なスタイルは継承しつつもシンプルモダンの要素を取り入れ、機能的で使い勝手のいい空間へと生まれ変わっています。

ショップは種類も豊富で、購入しやすい金額に抑えられている
全国に21カ所あるRESOLグループのゴルフ場のなかでも、このあさひヶ丘カントリークラブは、実験的に新しいサービスを次々に導入し、パイロットコースとでも言うべき先駆的な存在になっています。

今回注目した「初めてゴルフ・1人でゴルフ」というサービスは、約1年前、RESOLグループで初めてあさひヶ丘に導入されました。

ビギナーにとっては、スコアをつける以前の問題として、教えてくれる人が同伴してくれないと実際にどうやってプレーをしたらいいのか見当がつかないというのが本音でしょう。

たとえば、ティショットを打つ順番はどうやって決めるのか? 
パッティンググリーンでやってはいけないことは?
プレーが遅くならないためにマナーとして心がけておくことは?
…………
ゴルフには、実際にラウンドしてみないとわからないマナーがたくさんあります。

しかしその一方で、
「ゴルフは好きだけれども仲間とスケジュールが合わない」
「ビジターでもひとりでラウンドするメンバーに加わりたい」
「レッスンプロといっしょにラウンドするにはちょっと料金が高いなあ……」
というビギナーの声もある。  


おすすめランチは栃木産仙波の蕎麦を使った手打ち蕎麦とミニ牛筋丼のセット(1680円)。
女性には岩手産鶏もも肉を香草焼きにしてスープ、コラーゲン、デザートとのセット(1260円)が人気
そこであさひヶ丘が採った方法は、初めてのラウンドでもビジターひとりでもラウンドを受け入れ、プレーをサポートするスタッフと一緒にラウンドさせるという画期的なものでした。

「当クラブの登録スタッフが、お客様と一緒にラウンドしてプレーの手順やマナー、基本的なルールを教え、サポートすることを考えました。もちろん、ティーチングプロではありませんので、レッスン料などは頂戴いたしません」(支配人代理 折田幸久氏)

あさひヶ丘では、ビギナーをサポートする登録スタッフを「PA(プレーアテンダンド)」と呼んでいます。PAは同ゴルフ場に長く勤めていたOBの方々にボランティア的に手伝ってもらうことで成立しています。

「スタート前にPAとお客様との簡単な顔合わせのミーティングを行います。初めてコースデビューをする方やひとりで申し込んだ方など、その日の人数や技術レベルに合わせて2人か3人のメンバーに分け、1組につきひとりのPAが一緒にラウンドします」(折田氏)

知らない人と組むこともありますが、それもゴルフの楽しみのひとつ。
利用者は30代の女性が最も多く、気軽にラウンドできることからリピーターになる人も多いといいます。

当初、このサービスは週に1日程度、日程を限って行われていました。ところがあまりの好評のため、現在は平日であれば1日に3組9人程度まで受け付けています。  

さらに、あさひヶ丘では、ファミリー、健康、アスリートをテーマにした、新たな企画サービスを進めています。  

ファミリーを対象にした切り口では、子どもから目が離せない若い世代を対象にした託児所つきのプレーを開始。プレー日やスタート時間は枠が限定されていますが、ウェブから予約ができるようになっています。
また、夫婦で来場してもらい、夫のプレー中に妻が送迎バスでエステやアウトレットショッピングを楽しむという企画も進行中。

佐野プレミアム・アウトレット
所在地:栃木県佐野市越名町2058
TEL:0283-20-5800
営業時間:10:00~20:00(レストランは11:00~21:00)
休業日:年1回2月第3木曜日
佐野藤岡ICを下りたすぐのところには「佐野プレミアム・アウトレット」があります。アメリカ東海岸の都市をイメージしたモールには約170店舗が入店し、4300台の無料駐車場も完備。
ゴルフ場から約30分という利便性を生かし、夫婦でゴルフ場を活用してもらうという方向性を探っています。

また、“健康ゴルフ”と銘打ったプレーも10月初旬よりスタートしています。
専門家の指導により、プレー前に肩甲骨と股関節を中心にしたストレッチ、プレー後にはクールダウンのストレッチを取り入れ、ランチでは特別な健康ジュースを提供するというもの。  

アスリート向けとしては、ツアープロの気分を味わってもらうために、プレーヤー一人ひとりにバッグを担ぐキャディをつけ、カートを使わずにラウンドする企画が進んでいます。こちらは11月から実施の予定です。  

これまでどのゴルフ場もやってこなかったようなサービスを、より細やかに提供する。
顧客目線に立ったゴルフ場の新たなサービスが、今後大きなうねりとなって広がっていくことを期待したいものです。
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東北自動車道・栃木ICからは7.8km約10分、佐野藤岡ICからは16.4km約25分で、どちらを利用してもそれほど遠くはない。ルート図を頼ると一部わかりにくいが、東北自動車道に並走するように走ると案内板が出ているのでそれほど迷うことはない。通年営業で、ほぼ日の出とともに営業を開始。夏場は朝4時30分からプレー可能。10時にはプレーを終えて、それからアウトレットで買い物を楽しむゴルファーもいるというから、時間を有効に活用できるゴルフ場だ。
< PROFILE >
長岡 努
編集者。元ゴルフ月刊誌『waggle』(ワッグル)デスク。現在もゴルフギアやルポを中心に『waggle』、週刊『パーゴルフ』などで執筆中。都会と田舎暮らしの二地域居住のヒントや情報を提供する[デュアルライフプレス]を主宰している。
http://blog.duallifepress.com
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