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「Smart Access」おでかけマガジン 毎月2回、「Smart Access」会員のみなさまへ、旬のドライブ&スポット情報をお届けします。
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日本列島自分で"やる"旅 見るだけではつまらないから Experienceの世界へ体験
高速道路の割引サービスがあるうちに日本歩破
自動車道のETC割引サービスが実施されてからすでに2年近く。このサービスや無料区間の実施がいつまで続くかは政治主導でよくわからないのが現状。ならば、サービスがあるうちに日本全国制覇をしてみよう!
友人から飛び込んだ「全国制覇」のメール
本州と四国を結ぶ瀬戸大橋も休日ETC割引で気楽に利用
かつてキャンプ&アウトドア雑誌の編集長をしていたぼくは、毎月のようにキャンプイベントを実施していた。

キャンプ場に編集部員たちが出向き、そこに読者も集まってもらって、愉快な2日間を過ごそうというわけだ。

もちろん、ただ単にキャンプをするだけではない。アウトドア料理選手権や水鉄砲合戦、ミニ・トレッキング、星空観察などの数々のイベントを実施したし、元F1レーサーの片山右京氏やフライフィッシングの達人に来てもらってトークショーを開催したこともあった。

定番は夕食後に開く「星空BAR」だった。ぼくを含めた編集部員がバーテンダーをつとめ、キャンプファイヤーを囲んで読者との親睦を深めるのだ。

全国にはさまざまな風景が。田んぼも地方で特色があります
その場でぼくがしばしば尋ねられたのが「日本制覇」についてだった。スキー誌やアウトドア誌の仕事をしているぼくに、多くの人が「日本の全都道府県には行ったの?」と質問してくるのだ。

たしかにスキー雑誌の編集をしていたときは、北海道をはじめ東北各県、信州などにも行った。意識しなくても、大会の取材で行くうちに青森も岩手も秋田にも出かけることになる。

また、温泉達人の故・野口悦男氏と行動をずいぶん共にしたから、各県の秘湯をめぐる旅にもずいぶん出かけた。
キャンプ雑誌では四国一周取材なども行った。

そんなぼくだが、すべての都道府県を制覇したのは42歳のときだった。編集者になって18年目のことである。

最後に残ったのは島根県。その前は宮崎県だった。

その話を熱心に聞いていた、キャンプ場で知り合った読者のひとりからメールが来た。
「全国制覇しました。38歳です。4歳勝ちました!」
キャンプ場で交わした会話を覚えていて、彼ら家族はそれからずっと全国制覇をめざして休日のたびにドライブを続け、ついに達成したのだった。
全国制覇のルール
海!? いいえ日本一大きな湖・琵琶湖です
全国制覇にはルールがある。ま、ぼくが勝手に決めたのだけども。
それは、県内に1泊するというものだ。

たとえば、大阪まで東名・名神を利用して東京から行くとなると、神奈川、静岡、愛知、岐阜、滋賀、京都を通過する。しかし、ぼくが自身に課したルールは、それはカウントしないというものだった。通過はダメ、食事だけでもダメ。県内に宿泊して「制覇」。それでなければならない。

九州には二度ほどキャンプ雑誌の取材で東京からクルマを走らせた。そのために東京より西の県は大方通過する。だが、1泊しないとカウントしない。
それが、島根が最後になった理由だった。なぜか島根に用事がなかったのだ。ごめん島根。許して出雲の神様。

最後は無理やり予定を組んで、島根の関金温泉に1泊してカウントしたほどだ。不思議なもので、一度行くとその後に島根の仕事が来る。それ以来、出雲大社、松江には何回も行った。

全国には昔ながらの街並みを保存している場所もたくさん
宮崎はもっとたいへんだった。

ぼくは一時期航空会社の仕事をしていたから、羽田⇔宮崎を数回飛んでいる。でも、宮崎空港まで行き、マンゴージュースを飲みながら打合せをして日帰りで帰ってくる。だから、カウントできないのだ。

また、大分と鹿児島には温泉取材で何回も行ったが、宮崎はどうも自動車道の具合がよくない。とくに大分から宮崎に抜けるのが厳しい。そのために行きにくいのだ。

初めて宮崎市内に宿泊したとき、とてもうれしかったのを覚えている。
さあ、みなさんの番です。休日は出かけよう
全国制覇の助けになってくれるのが道の駅。トイレを借りたり地元名産を買ったり、休憩したりもOK
さて、次はみなさんの番。

先日、明石と淡路島を結ぶフェリーの運休のニュースが流れたが、その原因は自動車道の休日料金割引だという。通行料が高いときはフェリーを利用していた観光客が、自動車道料金割引によって明石海峡大橋を通ってビューんと淡路島、さらに鳴門大橋を使って徳島まで行ってしまうのだ。

同様に割引が採用されて以降、瀬戸大橋を使って多くの人たちが香川に足を運び、讃岐うどんを堪能している。

アクアラインでも同様で房総の観光客数が増加した。
この制度があるうちに、毎週お出かけして日本を制覇してみたらどうだろう。

今では“おまけ”もついてくる。たとえば、携帯電話から参加する国盗りのゲームや、全国の参加店で商品を購入するとポイントがつくゲームなど、全国を自らの足で旅することによってレベルアップする方式のゲームなども数多い。

また、各地の温泉を入りまくってみるのはいかが。全国の500カ所以上の温泉地を入湯すれば「温泉達人会」に入会資格が生まれる。

そして、全国を制覇したらSmart Accessに報告を。そのときは何か景品を、なんて企画も近々実行するかもしれません!? Smart Accessの読者のみなさんは、全国制覇の途中で見つけた「とっておき」をぜひ投稿してくださいね!!
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旅のヒント
●ケータイで参加する国盗り合戦
http://kntr.jp/pc/
こんなことも行っています。全国の600カ所に行ってボタンを押せばその国制覇。盗った国がどんどん増えますね。

●全国制覇の味方「道の駅」
http://www.mlit.go.jp/road/station/road-station.html
全国の道の駅がわかります。地元の食材を購入するもよし、トイレ休憩もできる全国制覇の味方です。
< PROFILE >
木場 新
休日評論家。主な出版物に『温泉遺産』、『パックツアーをVIP旅行に変える78の秘訣』などがある。ウェブサイト「YOMIURI ONLINE」に「いいもんだ田舎暮らし」を連載(http://www.yomiuri.co.jp/tabi/
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