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アウトドア・インドアに限らず、冬の料理といえば鍋料理。家でほかほかと食べるのもいいけれど、そこはあえてキャンプで食べるからこそおいしいもの。今回はキャンプで楽しめる様々な郷土鍋料理をご紹介します!
鍋をみんなで囲めば自然と笑いに満ちた一夜に
冬になるとどうしても食べたくなるもの、それが鍋! 
それぞれが色々な食材を持ち寄って食べる鍋はみんなで楽しめて、体もぽっかぽっかになるから寒い冬には最高の料理。

鍋をつつきながら気心知れた仲間とわいわい思い出話に花を咲かせれば、日頃のストレスも解消される。お酒もいつも以上においしくなる。

ただ鍋は温かい家の中でやるだけでは、もったいない。
そこで提案したいのが、冬キャンプでの鍋だ。ベテランキャンパーなんかはすでにやっていることだろうが初心者からしてみれば、キャンプ料理のバリエーションなんて少ないもので「冬場のキャンプ料理は何にしよう……」なんて迷っているパパ・ママも多いはず。

そこで活躍するのが「郷土鍋料理」。
水炊きやキムチ鍋なんていう定番もいいけれど、たまにはそこでしか買えない食材を購入して、鍋をするのもいいのではないだろうか。 アウトドアの醍醐味である「その土地の食を楽しむ」が凝縮されている鍋はキャンプにうってつけの料理だ。

そこで僕個人が実際に冬キャンプでやって「うまい!」と大感動した鍋ベスト3をご紹介しよう!
キャンプをするなら、都心近郊もいいけれど「やるなら徹底して地方に行こう!」というのが僕や友人のキャンプ信条だ。

そしてもうひとつの信条が「地域の味を必ず食べる」ということ。
鍋は地域の食を取り入れやすい料理でもあるので初心者キャンパーにもぜひ楽しんでもらいたい。

では早速3位から紹介していこう。

3位は広島名産の「牡蠣の土手焼き鍋」。
牡蠣の土手焼き鍋
写真提供:広島県
牡蠣は秋冬の味として全国区でも食べられている海産物だが、やはり地元の新鮮な牡蠣を甘味噌で煮込む鍋は絶品。鍋の内側に土手を作るようにして味噌を塗り、味噌を徐々に溶かしながら味わうのがおいしい食べ方。味噌の香ばしい風味とミルキーな牡蠣が口の中で混ざり合い、表現し難い旨味が堪能できる。日本酒なんかにもばっちり合う!

「牡蠣の土手焼き鍋」
材料(4人前) 生牡蠣400g、ごぼう1本、大根1/4本、にんじん1/2本、白菜1/8株、焼き豆腐1丁、ミツバ1束、きしめん1袋、だし汁適量、白味噌適量、八丁味噌適量
  1. 八丁味噌8、白味噌2の割合で合わせ味噌を作る。鍋の内側に味噌を塗りつけて、土手を作る。
  2. だし汁を入れて、煮立ってから牡蠣と野菜などを入れていく。ここで気を付けたいのが牡蠣。水分を多く含んでいるので味噌の味を落とさない為にも食べる数だけ入れるようにしよう。だんだんと味噌の風味が減ってきたら土手を崩していけば味が保てる。逆に濃い場合はだし汁で調整。
続いて2位は熊本の味「だご汁」。
だご汁
熊本県のみならず、九州地方で愛されている鍋料理
シンプルなのに味わい深い郷土鍋のひとつで「だご」とはすいとんのような小麦粉や中力粉で練ってつくるおだんご。味もあっさりとした醤油や香りも味も深くなる味噌などさまざま。好みに合わせて楽しめる鍋としても人気の一品。もちっとした団子の食感と体がほかほかと温まる汁はどこか懐かしさを感じさせる素朴な味わい。季節の野菜を盛り込んで楽しむのもありだ。

「だご汁」
材料(4人前) 里芋(大きめのもの)8個、鶏肉2枚、にんじん1/2本、しいたけ8枚、ごぼう1本、油揚げ2枚、長ねぎ1本、だし汁適量、味噌適量(だごの材料)
中力粉200g、水1/2の3カップ、塩小さじ1/2
  1. だごの材料をボウルで混ぜて、こねる。感触が耳たぶほどの固さになってきたら、親指大ほどの大きさでちぎっていく。ちぎり終えたら、ぬれぶきんをかぶせて1時間おく。
  2. だし汁と味噌を鍋に入れ、煮込む。煮立ってきたらだごと野菜を入れる。だごはそのまま入れても良いが、うどんのように延ばして入れて食べてもおいしい。
そしていよいよお待ちかねの1位は秋田の名物郷土料理「きりたんぽ鍋」。
きりたんぽ鍋
写真提供:秋田県
これこそシンプル・イズ・ベストの鍋料理。焼き上がりの香ばしさが特長のきりたんぽにしっかりと染み込んだ醤油ベースのダシがじわっと口の中に広がっていく。何度食べても飽きることのない全国的人気の鍋料理。

「きりたんぽ鍋」
材料(4人前) 鶏のむね肉2枚、焼き豆腐1丁、セリ1束、まいたけ2パック、長ねぎ1本、ごぼう1本、春菊1束、きりたんぽ(市販)4本
煮汁 だし汁適量、薄口醤油適量、みりん適量、酒適量。
  1. 鍋に煮汁、むね肉、ごぼうを入れて火が通ってきたら、野菜やきりたんぽを入れてさらに煮込む。ここで注意しなければいけないことはきりたんぽをあまり長い時間にこみすぎないこと。
以上が僕の郷土鍋ベスト3。
これは僕の好みであって、このほかにも様々な郷土料理が地方にはあるので、自分好みの味を探索するのがオススメ。

暖かな火と旬の味。鍋と相性抜群の地酒たち。
これが揃えば今までに味わったことのない冬キャンプの夜を堪能できること間違いなしだ。
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< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めたばかりの新米編集者。超がつくほどのアウトドア初心者のため、猛勉強中。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
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