「温泉こそ日本の最高のパワースポットです」と、教えてくれる人がいました。温泉コンシェルジュの第一人者で『YOKOSO! JAPAN大使』の山崎まゆみさんです。彼女の話に耳を傾けてみましょう。 |
温泉が日本最高のパワースポット。地球のエネルギーにあふれています
野口さんは温泉ジャーナリストとして幅広く活動した方で、今は当たり前のようにガイドブックなどで使われる「源泉かけ流し」「にごり湯」「野湯」などの温泉造語を世に送り出した方です。 美しい温泉と温泉が生んださまざまな文化を後世に残そうと、「温泉遺産を守る会」を発足し、精力的に活動していた2008年11月、病気のためにこの世を去りました。 野口さんの長年の功績を称えると同時に、野口さんによって多くの人に知られることになった秘湯の大将たちが「改めて感謝を口にしたい」ということで開催の運びになりました。 会場にはテレビや雑誌の「人気の温泉ランキング」で必ず上位になる乳頭温泉郷や四万温泉、法師温泉、六日町温泉などの名旅館の方々が顔を見せ、野口さんへの想いを語っていました。 温泉と温泉文化を後世に残すために尽力していた温泉達人・野口悦男さん
12年間で23カ国800カ所以上の温泉地を訪ねた山崎さんには『だから混浴はやめられない』(新潮社)などの著書がありますが、女性目線で独特の世界を描き出して人気を得ています。 その彼女の最新刊が、文藝春秋社から出版された『恋に効くパワースポット温泉』なんです。さすが!!女性目線。 |
「野口悦男さんを偲ぶ会」のときにお会いした山崎まゆみさん(右側)
「裸で、直に地球から湧き出るエネルギーに触れられるのですから、温泉で力を授かるのは当然でしょう。温泉は元祖パワースポットです」と、山崎さんは言います。 温泉にはさまざまな種類がありますし、「健康にいい」「ストレスが解消できる」「肌がきれいになる」といった身体と心に効能があるのは間違いのない事実です。 でも、「恋に効く」とはどういうことなのでしょう。 山崎さんは読者の方にしばしば「倦怠期にいい温泉は?」「失恋から立ち直れる温泉は?」などと尋ねられるそうです。 そして、失恋の傷を癒し、新たな恋愛パワーを授かることができる温泉を紹介したいと、『恋に効くパワースポット温泉』の執筆を始めました。 この本、実に女性の味方です。さすが女性目線の山崎さん。 |
こんな自然の中の温泉にはいったらパワーがもらえるでしょうね
近場では群馬県の万座温泉などがその温泉です。 STEP2は「美しくなる ガールズパワースポット温泉」で、10カ所を紹介。ほかほかプルンな体になる温泉たちです。近場では静岡県の湯ヶ島温泉が紹介されています。 STEP3は「愛を深める ふたりパワースポット温泉」です。11カ所が紹介されており、以前このコーナーでも紹介した坂本龍馬とお龍さんが出かけた霧島の温泉などが紹介されています。 また、パワースポット温泉を選ぶための条件もはっきりしていて、大自然の中だったり、足元湧出、土地のものが食べられるなど、選択の基準が明確です。 山崎さんの最新刊『恋に効く パワースポット温泉』です
わたし自身、温泉のパワーは十分に認識しています。これまでも多くの温泉に入りましたし、秋田県の玉川温泉や後生掛温泉などで“湯治”をしている人たちを目にしてきました。 そして、今回の山崎さんの著書。「これだー!」って感じでした。 パワースポット温泉で生まれ変わりましょ! |
ご紹介した山崎さんの著書
○文藝春秋のサイト
http://bunshun.jp/pick-up/p-onsen/
本文中に抜粋した温泉地
○万座温泉
http://www.manzaonsen.gr.jp/index.php
○湯ヶ島温泉(天城)
http://www.amagigoe.jp/
○霧島温泉
http://www.city-kirishima.jp/modules/page059/index.php?id=21
< PROFILE >
遠藤 里佳子
旅行雑誌ライター。国内外の旅を多く取材。全都道府県を制覇(通過ではなく宿泊をしてカウント)したのは32歳のとき。ハワイやカナダ、オーストラリア、東南アジア、中国など太平洋圏に詳しい。
遠藤 里佳子
旅行雑誌ライター。国内外の旅を多く取材。全都道府県を制覇(通過ではなく宿泊をしてカウント)したのは32歳のとき。ハワイやカナダ、オーストラリア、東南アジア、中国など太平洋圏に詳しい。