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2011年に新たなアウトドアライフとして始めたハイキング。しかし初心者で知識もないからどうしよう……。そんな方々のために初心者でも気軽に楽しめるハイキングを前回に続きご紹介しちゃいます!
高尾山の山道。場所によっては細い箇所もあるので注意しながら歩こう
2011年の新しいアウトドアライフの楽しみ方として前回から紹介してきた「山登り・ハイキング」。前編では友達や知り合いの中から経験者を探すことやガイドブックの購入、山選びの方法を紹介した。

そして今回は後編ということで山登りの計画と実際に僕が行ってきた高尾山の魅力などを紹介しよう。

ステップ4 登山計画を立てよう(ステップ1~3はバックナンバーを見てね)
ガイドブックを購入し、行きたい山が決まったならば最終ステップとして「登山計画」を立てよう。

主に以下のポイントを押さえて仲間と相談しながら計画するのがベストだ。
  1. 登山に最適な時期を決める(天気や季節を含めて考えよう)
  2. 登山コースを決める(山によってはコースが数本ある場合があるので、目的に合わせたコースを事前に決めておくことが大事)
  3. 休憩所、昼食をとる予定時間や場所の確認
  4. 歩行時間をとりすぎていないか(最初から往復約4時間以上の登山に挑戦するのは怪我や疲労などが起こる可能性が高くなるので往復3時間弱を目安にする)
  5. 雨具、食糧などの装備は整っているか。また、荷物が余分にあり過ぎないかをチェック(汗をかいたときのために替えのTシャツなどは必携)
  6. 写真を撮るポイント、観光時間を設ける(これは個人的にオススメしたいポイント。せっかくみんなで行くのだから思い出作りとなる場所は設けておきたい)
この6点が計画立てる際に必ず含めておきたい内容だ。また、携帯電話が通じる範囲かどうかも、事前に山麓の山小屋やショップなどに聞いておけば万全だ。

階段も整備されており、歩きやすい環境になっている
また、本格的な登山となると警察署や登山窓口などに登山計画書を提出しなければいけないのでよく確認しておこう。

今回の場合は人気高い高尾山だけに、登山道路や売店などが整備されているため、そこまでの準備は不要だが、引率してくれる経験者と計画は必ずきちんと立てることが大切。とくに子ども連れの場合、その子どもの普段の体力なども考慮しておこう。

ここまで初めてのハイキングに必要な準備をレクチャーしたが、最後に忘れてはいけないのが「心構え」。近年の登山ブームで登山者が日本各地で増え、山が活気づいてきたことは大変嬉しいことなのだが、その半面持ち込んだゴミなどを捨てていくという非常識な人が増えてしまったのが現状。

自分たちの持ち込んだゴミは家まで必ず持ち帰ること。また、解放感に乗じて早いうちから飲酒をして歩くのが困難になってしまったり(標高のある山や運動中は酔いやすい)、技術や知識が少ないのに“冒険心”が先に出て困難なルートを選んで立ち往生する人もいる。

さらに、最低限の装備がなかったり(たとえばかすりキズのときの薬品)で、結局、周りの登山者に迷惑をかけてしまうケースがある。周囲には迷惑をかけずに、そしてルートで出会った登山者と気持ちの良い挨拶を交わすこと。これが山登りのがマナーだ。

自然と人とうまく付き合いながら楽しめれば初めての登山も大成功のはず。みなさんも明日から友人たちと登山ハイキングを楽しんでみてはいかが?
山頂で名物、細田屋の「なめこ汁」。疲れた体を絶品味噌汁でお腹を満たしてくれる
さて、実際の僕は登山者としてはまだまだ素人。でも、その数少ない経験の中でも一番楽しめたのが高尾山。ハイキングするだけでなく観光や食も楽しめるので、一日中満喫することができた。ここで僕が何を高尾山で楽しんできたのかをレポートしよう!

まずは高尾山の玄関口である京王線高尾山口駅へ。
この駅周辺にはお土産屋や食事処、高尾森林センターなどのインフォメーション施設が充実している。そんな中でも必ず食べておきたい名物がある。それは千代乃屋の「酒まんじゅう(130円)」。控えめな甘さにふっくらとした皮が絶品。腹ごしらえやハイキング後の癒しにばっちりだ。

僕が歩いたコースは、登山リフトには乗らず、リフト駅を正面に見て右側からのびる1号路から始まるコース。中腹あたりのサル園で動物見物。その流れで浄心門をくぐり、観光ポイントでもある「高尾山薬王院」を見物(ここの階段は運動不足気味だとつらい)。高尾山名物である天狗を眺めながら歩いて山頂へ。登山道にはベテラン登山者がずいぶん歩いている。

彼らは一見「ゆったりペース」だけど、一歩一歩確実で、それでいて遅すぎず、速過ぎず。若者たちが最初は飛ばして、後半の急坂でバテているのと大違いだ。
山頂からは晴天だったので富士山を眺めることができ、友人たちとそこで記念撮影。

高尾山薬王院のシンボルでもある天狗。高尾山には数々の天狗伝説が残っている
山頂には高尾山の季節の花や鳥などを知ることができるビジターセンターや「なめこ汁ランチ」が人気の細田屋がある。
麓から山頂まで施設が充実しているのも高尾山の魅力のひとつだ。

帰りは1号路とは反対の6号路をまっすぐ下山。自然の澄んだ空気や季節の花、バードウォッチングも堪能できるので、いろんな歩き方が楽しめる山だなと実感。そのため自分の楽しみたい目的に合わせてコース決めをするのが高尾山を満喫するコツかなと僕は思う。

これからは段々と暖かな陽気になっていく季節。一年の中で過ごしやすい春を登山ハイキングで楽しく過ごしてみてはいかがでしょうか。
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今回僕が登った高尾山の情報はこちらから
高尾山公式サイト http://www.takaotozan.co.jp/index.htm
< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めたばかりの新米編集者。超がつくほどのアウトドア初心者のため、猛勉強中。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
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