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日本列島自分で”やる”旅 見るだけではつまらないから Experienceの世界へ体験
フリーマーケットに出店してみよう!
全国各地で行われた夏祭りや縁日。そこには屋台がつきもの。
風船釣りに金魚すくい、さまざまな日本風ファーストフード……。
屋台を眺めながら歩くだけで、ウキウキした気分になってくる。
フリーマーケットも同じ。それぞれが違うものを並べるフリマショップ。
けっこう頻繁に開催されており、見る側から売る側になるのも簡単なのだ!
昔から縁日は大好きだった!
縁日の屋台はいつだってウキウキ気分にしてくれる
小さい頃、夏休みの楽しみのひとつが、縁日に連れていってもらうことだった。

この日のためにもらった小銭を握りしめて屋台を見てまわる。

金魚すくいがいいか、風船釣りにするか、はたまたスーパーボールすくいか。もらったお小遣いでは全部できない。
「なににしようか」と、ずいぶん迷ったものである。



僕は今、東京の下町・木場に住んでいる。

近くには江戸三大神社のひとつである富岡八幡宮があり、年末年始や縁日には多くの屋台が並ぶ。

懐かしの“射的”、小さい頃に下手くそではあったが親父が手本を見せてくれた“的当て”、本当に1等が当たるのかがちょっと怪しいヒモを引っ張る形式のクジなどが今でも並ぶ。

屋台食も昔と比べると遥かに内容が充実している。

NPOフリーマーケット主催団体協議会が開催に関わるフリマは随時行われている
タコ焼きは“大ダコ”が当たり前。上海あたりにありそうな円形をした大餃子、富士宮やきそばなどが新顔か。

ベビーカステラやチョコバナナがあると、ちょっとホッとするのは僕たちの年代の人なら同様だろう。

子どものころも、大人になった今も、縁日に並ぶ屋台はいつもウキウキした気分にさせてくれる。

数年前、木場公園でフリーマーケットが開催されると知って訪ねてみた。

それぞれの小さなスペースで、衣類や本、CDなどを並べる人たち。

これも一種の縁日である。僕はウキウキした気分で、会場を散策した。
実際にフリーマーケットに出店してみた
フリマの敷地は案外せまい。効率よく場所を使うのもコツ
僕の家にはいろいろなモノが溢れていた。
とくに多かったのは婦人靴とバッグ、CD、コミックスや書籍である。

理由は簡単で、家人はかつて大手CDショップと、婦人靴の会社に勤めており、僕は出版関係の仕事をしていたからだ。

トランクルームにも入りきらず、遂に処分を考えていたときに、「フリーマーケットに出店しよう」となった。

場所は都内の遊園地で開催されたフリーマーケット。

事前に申込を行い、当日はクルマに大量の荷物を積んで出かけた。

敷地内(3m×3mほど)いっぱいに婦人靴とバッグを置き、段ボールの中に整理をしてCD、コミックス、書籍を並べる。

周囲にもミニ盆栽を売るところ、衣類専門、なんでもかんでもあるお店など、合計80店舗ぐらいが並んだ。

やがて、お客さんがやってくる。
家人とその友人にお店を任せ、僕はしばし観察していた。
すると、お客さんの流れがわかるのだ。

訪れてくれたお客さんとは会話を楽しんで。それも売るためのコツです
○お客さんだって人間である、愛想のないところは立ち寄らない。
○超低価格などの目玉商品があり、数人が立ち寄っているところには、他の人も立ち寄る。
○女性の店員のほうが人を呼ぶ。

以上が観察記録だ。

家人の婦人靴とバッグは保存状態がよいこともあり、“捨てるつもり”が6万円くらいの売り上げになった。
フリーマーケットは頻繁に開催されている
ときにはお客さんが来ない時間帯も。それもフリマです。楽しむ気持ちがいちばん
NPO法人の「フリーマーケット主催団体協議会」のホームページを開いてみると、各地で頻繁にフリマが開催されているのがわかる。

ほとんど毎週のように開催されているのだ。

さらに、ホームページ上に「出店申込」のクリックもある。

あとは、自宅にあるさまざまなものを整理し、販売するものを決めればいい。

僕の経験からいえば、「処分品をすべて出す」という安易な方法では失敗する。売れ残りの山になるだろう。

お客さんたちだって“ゴミ”に等しいものは買わない。

「まだまだ十分に使える、着れるし捨てるにはもったいないけれど、私はもういらない」が売れるかどうかのボーダーラインのようだ。

そして、会場ではお客さんとの会話を楽しむことがコツ。

「お金にしたい」一辺倒ではお客さんにそっぽを向かれる。

でも、お客さんと会話をしながら、価格をある程度落としていき、「これでどうよ!」的な感覚を持ち合わせていればいい。
これは、僕たちがフリーマーケットで実践したことだ。

フリマでは子どもたちが嬉々として、参加している様子もしばしば見かける。

今は捨てるよりエコの時代。フリマに参加してみよう!
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旅のヒント
●NPO法人フリーマーケット主催団体協議会
これから先に開催されるフリーマーケットなど、さまざまな情報がゲットできます。
http://fleamarket.or.jp/

●フリーマーケットのコツ、フリマの達人
体験からフリマで成功するコツ、売れ筋商品、値段の付け方を教えてくれる。
http://otokude.fc2web.com/furima.htm
< PROFILE >
木場 新
休日評論家。主な出版物に『温泉遺産』、『パックツアーをVIP旅行に変える78の秘訣』などがある。ウェブサイト「YOMIURI ONLINE」に「いいもんだ田舎暮らし」を連載(http://www.yomiuri.co.jp/tabi/
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