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写真撮影が趣味になると、撮影した写真を発表したくなるものです。
そのもっとも気軽な方法が「ブログ」を始めることです。
他の人に写真を見てもらえる場があれば、より写真撮影に熱心になるでしょう。
筆者のブログより。川越ドライブのときの様子を記事にしました
ドライブに出かけて素晴らしい風景をファインダーにおさめる。
話題のカフェに行って、名物スイーツを食べる際に写真を撮る。
撮影した写真をデータ処理してパソコンやDVDに保存する、あるいはプリントしてアルバムに整理する……。

ここまでは多くの方がしていることでしょう。

しかし、撮影した写真がよければよいほど、多くの人に見てもらいたくなるのも人情です。 その際にもっとも気軽なのが、ブログを立ち上げることです。 ブログ運営サイトによって若干の違いはありますが、初心者であっても「ブログを作る」のテキストに従って、好みのデザインなどを決めてフォーマットを作れば、あとは気軽に記事を書き込み、自分で撮影した写真がアップできるのです。
「ブログは難しいもの」と考えないでください。

テレビなどでも宣伝を盛んに行っている『Ameba』、『livedoor Blog』『FC2』などは、そのサイトにアクセスすれば、『ブログを作る』という項目があります。その後はわかりやすい指示に従っていくだけで、無料で独自のブログができてしまうのです。



基本のフォーマットさえ立ち上げたら、あとは気軽に記事が更新できます。毎時でも毎分でも、本当に気の向くままに記事がアップできるのです。

○タイトルを記入する
○使用したい写真データをテキストに従って取り込む
○記事を書く

たったこれだけです。
記事に合わせて使いたい写真データの配置も自由自在です。
ドライブで見たこと、撮影した写真が個人記事となって世界中に発信できるのです。
綺麗なお花を撮るにも、見方と撮影の方法を変えるだけで、まったく違った写真になる見本を前回に引き続き伝授しましょう。

この手法は植物だけでなく、たとえばブログにアップするのを目的にお料理やスイーツなどを撮影する場合にも共通です(室内で撮影する場合は“光”の当て方も重要になりますが、その点は触れないでおきましょう)。
前回は望遠レンズとマクロレンズを使用して木に咲く花を撮影してみました。

今回はレンズの使い方に加えて、カメラの角度を考えてみます。 植木鉢のお花を撮るにしても、写真例のように“斜め”からではなく、“真上”から撮るだけでもいつもと違った感じになると思います。
同じ物を撮るにしても、いろいろな角度からまずは自分の目で観察することが大切なのです。

物を見るときに(撮影する前に)、普段の自分の立ち位置からの目線だけでなく、屈んでみたり、真上から覘いたり、さまざまな角度から被写体を観察してみましょう。
いつもと違った景色が見えるようになります。

さらに、マクロレンズを使いこなせるようになると、写真の世界が広がります。細かいところまで視線が届くのです。
実際に、マクロレンズではないと、「近過ぎてピントが合わない」という場合もあります。
一眼レフカメラならマクロレンズを購入して装着すればいい。

コンパクトデジカメなら、どの程度の“マクロ機能”が装備されているかを事前にチェックしましょう。

写真は“四角形”にはめ込まれてしまいます。
撮りたいものだけでなく、その周りの色、何がどのように写りこんでくるのかなど、四角の中の隅々まで気を使えるようになると、写真撮影がもっとおもしろくなってくると思います。
写真1
植木鉢のお花を真上から撮影。
最初は普通目線である斜め横から撮ったのだが、真上から観察するとお花の色のコントラストと写真のバックになる小石たちとの色のバランスが綺麗だったので、「植木鉢は無視」して真上から撮ってみました。
これはこれで成功していると思います。
写真2
次は同じ花の一部分をマクロレンズで撮影してみました。
このときに注意したいのは、
●何がどのように1枚の写真に写りこんでくるのか?
●どの位置に花を持ってきるか?
●撮りたい花以外の部分をどのように処理するか?
以上が重要になります。
少し難しく思えるかもしれませんが、いろいろなバランスをうまく使えるようになってください。
この写真で僕が考えたのは以下の点です。
●「アップにするのは綺麗な花びら」であること。
●植木鉢の中央の花でないこと(中央の花だとまわり全てが緑色になり、どこに咲い
ていた花なのかがわからなくなってしまいます)。
●植木鉢の中でも元気に綺麗に咲いている花の勢いを表現したかったので、植木鉢から少し飛び出している花びらをあえて選んでいます。
こうして撮影した1枚です。



< PROFILE >
きのした けんじ
1955年東京生まれ。国際スポーツプレス協会会員。スポーツ、海、山を中心に世界を舞台に撮影を続ける。写真集『栄光 サッカーWCメキシコ大会』、『熱狂 サッカーWC日本韓国大会』、『Last Snow』など。


「撮り鉄」という言葉をご存知ですか?

数多くいる鉄道ファンですが、そのなかでも列車撮影に特化した人たちを「撮り鉄」と呼んでいます。自身で「ぼくは撮り鉄です!」という人に何人も会いましたから、きっとその世界では立派なアイデンティティなのでしょう。

さて、今年の夏はキャンペーンで群馬県でC61が復活し、大勢のファンが押しかけました。

SLが走る豪快な姿はなにも鉄道ファンだけのものではありません。
ファインダーに蒸気をあげて走るSLをとらえてみましょう。

壁紙や年賀状に使えるかもしれませんね。

なお、鉄道写真撮影のコツは「ロケハン」です。
違反なくクルマを停められ、立入禁止区域に入ることなく、美しくSLの写真を撮れる場所を事前に探せるかどうかが肝心です。

近年、「撮り鉄」ブームでアマチュアカメラマンが立入禁止地域に入り込み、鉄道の運行そのものの妨げになるという大きなトラブルが発生しました。

そういうことのないように、ルールを守って撮影してください。

※運行日は天候などにも左右されます。撮影旅行の前にホームページで確認してください。


●JR北海道函館本線ニセコ号
札幌⇔蘭越
【運行時期】2011年は11月3日までの祝日・土、日曜日
http://www.jrhokkaido.co.jp/travel/slniseko2011/01/index.html
羊蹄山の姿が美しいニセコの山麓を「C11」が走ります。
紅葉時期には紅色をバックに美しい蒸気機関車の姿が撮影できます。

●JR東日本磐越西線SLばんえつ物語号
新潟⇔会津若松
【運行時期】ホームページ参照
http://www.slc57.jp/course.html
新潟から峠を抜けて「C57」が走ります。
雪の上を疾走するSLの姿も美しく、防寒具に身を包んだアマチュアカメラマンの姿も多く見られます。冬季も運行の予定です。

●真岡鐡道川俣号
下館⇔茂木
【運行時期】祝日+ほぼ毎週の土、日曜日
http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/index.php
栃木県の郊外および山間を陶芸で有名な益子を経由して走ります。
SLはC12ほか。年間を通じてほとんどの土、日曜日に走っています。

●大井川鐡道
金谷⇔千頭
【運行時期】ほぼ毎日運航(ホームページでチェックを)
http://www.oigawa-railway.co.jp/index.htm
静岡県の金谷から千頭といった自然の豊かな地をSLがほぼ毎日運航しています。
新金谷駅には駐車場も完備。また、千頭から先は世界的にも珍しいアプト式鉄道が絶景の中を走ります。

●JR西日本山口線
新山口⇔津和野
【運行時期】例年3月中旬から11月中旬までの土、日曜日(2011年は11月20日まで運行)
http://www.c571.jp/
風光明美な山口線を、これもまた「貴婦人」と呼ばれたC57が優雅に走ります。今年は11月20日までの運行です。

※そのほかにも秩父鉄道ほか夏季に運行するSLは多くあります。
『エプソンフォトグランプリ2011』。
2006年から始まったエプソンが行うフォトコンテストです。
部門は4つ。

●ネイチャー部門
自然や風景、動植物、昆虫などをテーマにした作品。
●ヒューマンライフ部門
人物スナップや都市景観、暮らし、人々の生活を描いたドキュメンタリー作品。
●チャレンジ部門
写真歴5年以内の人向けの部門。テーマは自由。
●ファミリースナップ部門
家族、ペット、旅先でのスナップ、運動会など。
以上を見ると、どんな写真でも応募のチャンスがありそう。ぜひ、参加してください。

http://www.epson.jp/ec/campaign/contest/gp/section.htm

応募締切:2011年12月15日(木)

賞  品
ネイチャー部門・ヒューマンライフ部門/グランプリ(1点)賞金100万円
チャレンジ部門/優秀賞(2点)賞金10万円
ファミリースナップ部門/金賞(1点)賞金10万円
※そのほか準グランプリ、銀賞、入選などあり
「Smart Access」おでかけマガジン 読者プレゼント
「おでかけマガジン」より、みなさまへ読者プレゼント実施中!
編集部が取材で出かけて撮影したたくさんの写真の中から、壁紙向きの写真をプレゼントします。
お気に召されたら、壁紙などにお使いください。
(画像をクリックしていただくと元画像が表示されます)
タイのビーチリゾートのホアヒンに行ったときに撮影した花のスナップです。
通年を通じて咲く南国の花は、なんだか楽しい気分にさせてくれます。
< 著者PROFILE >
構成と写真
篠遠行彦
東京都生まれ。雑誌編集長などを経てカメラ&ライターになる。かつてはパキスタンの日本総領事館に勤めていたという異色の経歴をもつ。
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