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「Smart Access」おでかけマガジン 毎月2回、「Smart Access」会員のみなさまへ、旬のドライブ&スポット情報をお届けします。
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今回のテーマは「デジタル写真を自分で加工してみよう」です。
プロのアドバイスは横・縦と自在に構図を変えてみる利点。
さらに、おすすめ写真ポイントなどもご紹介。 プレゼント壁紙は「秋」をテーマにした美しい森の写真です。

木場公園の「大江戸神輿祭」にて。逆光でやや暗く、左右に子どもや竹竿が映り込んでいます。


同じ写真を明るくし、コントラストをつけてみました。さらに、トリミング加工しています。どちらが正解というよりも、同じ写真が別ものになるという例です。
その昔、フィルムカメラ全盛時代は「撮った写真」が写真のすべてでした。

印刷会社や専門の技師がいる現像所にトリミング指示や、「やや明るく」などと依頼したり、暗室を使って自分でプリントしない限り、写真の加工はほとんどできませんでした。
しかし、現在ではまったく違います。
撮影したデータをパソコンに取り込んで、1点ごとにチェックできるのです。



写真データを開けて、「画像の編集」をクリックすれば、明るさとコントラスト、色、トリミング、回転と反転、赤目修整、サイズの変更などが手軽にできます。
たとえば、夜間や室内、逆光などで暗い写真なら「明るさとコントラスト」を調整すれば、それなりに明るくできます。
海などの水平線が傾いて落ち着きのない写真だったら、「回転」によって、傾きを是正できます。
端に余計なものが映り込んでいれば、トリミングによって削除することもできます。
今や写真は自分で加工して、もっともいい状態に仕上げるものといっても過言ではありません。



撮影したデータをそのままプリントするのではなく、自分でひと手間かけてからプリントする。よりよい写真を残すためのひとつの方法です。
写真は“写すものの見方、捉え方”によって雰囲気も意味も変わってきます。
前回までのワンポイント講座では、撮影するもの(被写体)を「望遠レンズを使ってもう少しアップに撮ってみよう」、あるいは「マクロレンズで近づいて大きく撮ってみよう」、という話をしてきました。
そうすることによって同じ物を撮った写真でも、雰囲気や意味合いが変化してくるからです。



今回はレンズなど変えずに(望遠レンズもマクロレンズも使用しない)、同じレンズ、同じ画角であっても、違った感じに撮ることを勉強してみましょう。



景色などを撮影するとき(とくに遠景ではなく身近な目の前の景色など)、ほとんど場合はカメラを横位置にして、なんとなくいい感じがする構図に決めて撮影しているのではないでしょうか。
ファインダーの中には、「撮りたいと思っているものが漠然と全部」入っているはずです。

でも、もう一度振り返ってみてください。
「いったい自分は何を今撮ろうとしているのか?」というもっとも重要な点を。
それを確認したら、2枚目は撮りたいものに寄って、カメラを縦位置にして、少しアップにして撮影してみてください。
おそらく1枚目の写真よりも、印象が強い写真が撮れると思います。

もちろん横位置のままでも構いませんが、縦位置で撮ると、写したいものとバックの空などが写真の中に多く入ってきて焦点が絞れます。さらに、左右にある余計なものが整理されるので、印象深い素敵な1枚になるのです。
A1
レンタルサーフボード店の看板の写真。このままでもいい感じになっていますが…。
A2
看板に寄って縦位置で撮影。椰子の木が上まで綺麗に写真に入り、看板の文字がはっきりしました。
B1
レンタルサーフボード店の綺麗なグリーンのビーチパラソルを横位置で撮影したもの。
B2
ビーチパラソルに寄って縦位置で撮影。空がいい感じに増えて印象的な写真になりました。
C1
ハワイアンフード屋さんの入り口の写真。
C2
赤の入り口が気になったので、入り口だけをアップで撮影。レストランの入り口とはわかりませんが、綺麗な赤色が際立って綺麗な写真として成功したと思っています。
< PROFILE >
きのした けんじ
1955年東京生まれ。国際スポーツプレス協会会員。スポーツ、海、山を中心に世界を舞台に撮影を続ける。写真集『栄光 サッカーWCメキシコ大会』、『熱狂 サッカーWC日本韓国大会』、『Last Snow』など。


今年は電気事情などにより開催されるかが危ぶまれましたが、節電しながらも各地でイルミネーションが行われるようです。
夜空の下、きちんと計算されて飾られる無数の灯。その美しさに寒さを忘れます。
撮影方法としては、
  • 三脚などを利用してカメラを固定、手ぶれを防ぐ。
  • ISO感度を高く設定する(ISO1600以上が適正、夜景モードのあるカメラなら夜景モードに設定する)。
  • シャッター速度を長めにセットする。
  • フラッシュは使わない。
などがあげられます。
全国で開催されるイルミネーション。ぜひ、美しい1枚を撮影してください。

※開催日はホームページで確認してください。
※10月中旬に公開されたホームページを基に以下の記事は執筆されています。


●丸の内イルミネーション2011
【場 所】東京都千代田区
【開催時期】2011年11月10日~2012年2月19日
【URL】http://www.mec.co.jp/j/news/pdf/mec110930.pdf
有楽町と大手町を結ぶ「丸の内仲通り」を中心に、約95万球のLEDが灯ります。街路樹が彩られる光の並木道は、ぶらり歩きにふさわしい美しさです。

●時之栖冬のイルミネーション2011-2012
【場 所】静岡県御殿場市
【開催時期】2011年11月10日~2012年3月11日
【URL】http://www.tokinosumika.jp/illumination/
今年のイルミネーションテーマは「ゴンドラの輝き」。10回目の今年、電球から変わったLEDが夜空を照らします。グレードアップした噴水がヴェネツィアンフェスティバルを再現します。

●おおたイルミネーション2011
【場 所】群馬県太田市
【開催時期】2011年11月5日~2012年1月9日(予定)
【URL】http://www.ota-kanko.jp/
北部運動公園で開催されるのが「おおたイルミネーション地上の満点の星たち」です。100万個のLEDがみごとに点灯します。

●さがみ湖イルミリオン’11-’12
【場 所】神奈川県相模原市・さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト
【開催時期】2011年11月12日~2012年4月8日
【URL】http://www.sagamiko-resort.jp/illumillion/
テーマパークが開催するイルミネーション。夜間のアトラクションもある。イルミネーションは200万球から300万球に拡大され、「光の大聖堂」も登場。関東最大級です。

●佐久平イルミネーション
【場 所】長野県佐久市(樫山工業)
【開催時期】2011年11月9日~2012年2月29日
【URL】http://illuminate.jp/archives/gaiyou/gaiyou11-12.html
企業が行うイルミネーションで第7回目の今年はシンデレラのガラスのくつがテーマ。幻想的でロマンチックなイルミネーションが続きます。

●門司港レトロイルミネーション
【場 所】福岡県北九州市門司港レトロ地区
【開催時期】2011年12月3日~2012年2月26日(予定)
【URL】http://www.welcomekyushu.jp/event/?mode=detail&id=9999900002607&isSpot=&isEvent=
門司港のレトロな雰囲気がイルミネーションで彩られます。街全体が幻想的な雰囲気になり、関門海峡も昼とは別の姿を見せます。
『東伊豆の魅力 フォトコンテスト』。
これからの季節にうれしい東伊豆の温泉を訪ねたときに、写真を撮影。傑作を撮って応募しましょう。
●東伊豆の風景
東伊豆町で撮影した風景を。海、日の出、山の一瞬を狙って撮影しましょう。
●東伊豆の笑顔
東伊豆町で出会った人々、家族写真など、笑顔のスナップ。
●東伊豆の温泉
東伊豆町で撮影した温泉を連想させるショット。お風呂、湯気、足湯などを。
●東伊豆のイベント
東伊豆町で撮影したイベントにともなう写真を応募してください。
写真撮影をかねて、東伊豆町の温泉に出掛けてみませんか。きっと、心も身体もリフレッシュできるでしょう。

http://higashiizu.web.fc2.com/photocontest.html

応募締切:2012年2月29日(2011年4月1日以降に撮影した写真)
賞  品:最優秀賞:4名(各部門1名)賞金2万円
優秀賞:5名 5000円相当地場産品
佳作:10名 2000円相当地場産品
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編集部が取材で出かけて撮影したたくさんの写真の中から、壁紙向きの写真をプレゼントします。
お気に召されたら、壁紙などにお使いください。
(画像をクリックしていただくと元画像が表示されます)
いずれの写真も秋から冬に秋田の秘湯に旅したときに撮影しました。
落ち葉は多少汚れていますが、自然のままの状態を真上から撮影しました。
森は秋の宮温泉の部屋の窓から撮影したショットです。
そして、もっとも冬らしく可愛らしいのが最後の写真です。
< 著者PROFILE >
構成と写真
篠遠行彦
東京都生まれ。雑誌編集長などを経てカメラ&ライターになる。かつてはパキスタンの日本総領事館に勤めていたという異色の経歴をもつ。
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