暑い季節のドライブ“涼飯（りょうめし）”で爽やかに、がっつり。

GWが終わりすっかり夏空に移行しているこの頃、ドライブの目的地は海や高原が多くなるのではありませんか？　自動車道を利用して、少々遠い極上の海や高原へ。ドライブ時間が長くなればお腹が空きます。そんなとき最高なのが、SAやPAの“涼飯”です。

暑さ、寒さに関係なく全国を取材で飛び回る編集スタッフです。

全国を訪ねていると印象深い景色、至福の温泉、極上の食、そして心優しい人たちと出会います。それらはスタッフにとっても貴重な経験で、一生の財産になります。

しかし、悲しい思いをする出来事も起こります。

たとえば、東北の大地震で姿が変わってしまった観光地をずいぶん見ました。湯が枯渇した温泉宿もありました。風評被害によって廃業を決断した人もいました。

熊本の大地震も他人事ではありません。編集室は数年前に熊本のガイドブックを制作しました。このとき県内をくまなく歩きました。天草や阿蘇周辺は何度も取材しています。温泉取材で訪れたこともあります。熊本城の天守閣にも数回昇りました。地元の方に話を伺い、名所に案内してもらいました。

おでかけマガジンでも天草や阿蘇、地獄温泉、満願寺温泉などを取り上げています。よければバックナンバーをお読みください。

このたびの大地震に際し、まずは地元の人たちが“普段の生活”に戻るために何を協力したらいいのかを考えずにはいられません。そして、観光に関わった仕事をしている以上、再開したり、観光客を迎え入れている熊本と周辺の観光地の魅力を最大限にさまざまなところでアピールしていくのが編集室なりの「できること」かもしれないと思っています。

写真は阿蘇の山々と阿蘇山麓の地獄温泉です。阿蘇はご存知のようにカルデラ地形で、特徴的な風景が印象的です。また、活火山の阿蘇の周囲には湯底で温泉が湧く“ぶくぶく自噴泉”の地獄温泉、黒川温泉などの名湯が数多くあります。

これらの観光地が再び国内外の観光客に脚光を浴びる日まで応援したいと考えている編集室です。

さて、今回の本題です。暑い時期は海に山にと長距離ドライブの季節でもあります。

編集室ももちろん、仕事で、遊びで海岸や高原にでかけます。こんなとき、SA&PAの“涼飯（りょうめし）”がたまりません！

涼飯は編集スタッフの造語ですが…。涼飯と書いて「りょうはん」と読ませ、冷たいお茶漬けやひんやり混ぜごはんを推奨している料理研究家の方もいますが、編集スタッフの場合はSAやPAで食べられる涼しげな御飯というわけです。

それではご紹介しましょう、編集部おすすめ涼飯ガイドです。

【磐越自動車道 磐梯山SA下り線】



猪苗代湖や磐梯山といった暑い時期の人気スポットへのベースになる磐梯山SAでは、名物の会津そばを鴨出汁でいただきます。ネギとシイタケがとてもマッチした逸品です。

【常磐自動車道 友部SA下り線】



「手打ち蕎麦処 常陸庵」では、茨城名産のそば、“常陸秋そば”を使用したそば料理が味わえます。せいろでつるっといただくそばは、風味ものど越しも抜群。ぜひご賞味あれ。

【館山自動車道 市原SA下り線】



房総半島といえば海の幸。海に到着する前にSAで堪能してしまいましょう。新鮮なさまざまな魚介類が「お祝い」そのものにたっぷり乗っています。これで2300円。観光地より安いかも。

【関越自動車道 赤城高原SA下り線】



「あかぎ庵」では名物の水沢うどんを中心にしたメニューを提供。地元産の豚や食材と合わせたセットメニューも人気です。高原や温泉地に出かける前にいかが!?

【北陸自動車道 米山SA下り線】



新潟県の柏崎といえば日本海の海の幸が集まる場所のひとつ。その柏崎の新名物が鯛茶漬けなのです。全国ご当地どんぶり選手権でも知名度急上昇。爽やかに食べられるお茶漬けです。

【中央自動車道 中央道原PA下り線】



以前にもご紹介して大人気。運営会社が築地仲買業者だからなせる高原で食べる海鮮丼。それも910円！　信州を旅する前にPAで魚介類を食べるというのもなかなかです。

【東名高速 牧之原SA上り線】



爽やか丼の代表ともいえるメニューですね！　駿河湾産のしらすを釜揚げにしてたっぷり乗せました。生玉子と合わせれば、それもグッド！　食欲がないときもペロリと食べられます。

【新東名高速 遠州森町PA上り線】



「仙の坊」の名物が冷やしとろろそば。地元栽培のそば粉を使用した「遠州そば」に香り豊かな自然薯とろろがベストマッチ。暑い時期に疲れ気味の胃腸にやさしく滋養に優れたメニューです。

【中央自動車道 恵那峡SA下り線】



「暑いから食欲がない」というときでも、好きなものなら食べられるはず。大井宿食堂はさまざまなおかずから、欲しいものを欲しいだけ取れるシステム。自分好みの定食をアレンジして！

【東海北陸自動車道 長良川SA下り線】



写真の～春～が大好評だったおもてなし御膳。春バージョンは旬のふきのとう、たらの芽などが使われました。夏はどんな爽やか食材が用意されるのでしょうか。期待を込めてご紹介です。

【米子自動車道 蒜山SA上り線】



暑い時期にはシンプルなざるそばが１番というわけでご紹介。こちらのそばは生麺を使用。蒜山ならではの味わいです。こだわり豆腐とセットになっています。食後は蒜山ソフトクリームをぜひ！

【山陽自動車道 小谷SA下り線】



地元の竹原市の漁師たちが昔より「まかない」として食べてきた味です。ご飯の上に白身の焼き魚、アサリ、小エビ、焼きアナゴを乗せ、秘伝の熱い出汁をかけてお茶漬け風にしていただきます。

【松山自動車道 石鎚山SA下り線】



愛媛産のしらすを釜揚げにして乗せたしらす丼、たこ酢、鱧の天ぷら、鯛のお刺身などが付いた豪華版。爽やかに食べられるメニューに仕上がっています。当SAおすすめのメニューです。

【大分自動車道 山田SA下り線】



お米を食べて育った地元名産“あさくら豚米（どんまい）”をメイン食材に、暑い時期向きのメニューとして新登場！　ちらし寿司とミニ梅うどんが付いています。九州のおいしさを味わって！

【宮崎自動車道 霧島SA下り線】



暑い夏のために工夫された宮崎の郷土料理の「冷汁」。いりこや豆腐、味噌、ゴマなどの夏バテ防止に効果的な食材を使っています。この地へ来たらぜひ食べてみたい逸品です。
※今回のプレゼント賞品です。

※各施設の紹介記事作成にあたりNEXCO各社のホームページより画像を一部借用しています。