「これ食べたい！」編集室スタッフがイチオシ、人気ランチ【西日本編】

前回に引き続き、おでかけマガジン編集室スタッフの「これ食べたい！」を集めた人気ランチ特集。今回は西日本編です。SAのレストランは日々進化しています。数あるメニューのなかから、おすすめのランチを取り上げました。

編集室スタッフは日本の各地をまわって取材をしていますが、頻繁に発表されるSA&PAの新メニューを網羅するまでには至りません。それは、SA&PAの進化がすさまじく、新メニューコンテストなどもたびたび開催されるからです。
おでかけマガジン編集室は首都圏にあるため、それでも東北道や関越道、中央道などの首都圏に近いエリアのSAメニューは制覇できます。しかし、西日本となると正直なところメニュー数をこなしていくのは難しい状況です。
でも、西日本エリアに取材に行く時は、事前にSA&PAのメニュー情報をホームページでチェックし、「これを食べよう！」を決めてから出発します。
東日本編に続き、今回も編集スタッフとカメラマン合計9名が、西日本エリアのSAレストランのメニューを吟味しました。
そして、「これ食べてみたい！」を投票形式でピックアップしました。
とてもおいしそうなメニュー。すでに人気を博しているメニューもあります。おでかけの際に、食べてみてください！

東名高速 牧ノ原SA 下り線（静岡県）

わら焼鰹と釜揚げしらす相盛丼

980円・焼津の網元 いちまる

【編集スタッフの推薦理由】
●静岡県は横に長いので、首都圏から京阪神に行く時になかなか抜けられない県。そのぶん、すぐ前に海が広がっており、海鮮が期待できる。ここの名物はわら焼鰹。ほかに鰹のたたき定食などにも注目したい。
●焼津港直送の鰹と、静岡産のしらすの釜揚げという、焼津の名物がダブるでいただける。
●客の目の前でかつおをわら焼するので、食欲がそそられる。
◆牧ノ原SAは焼津のカツオ節の製造元とコラボしたラーメン店があるなど、地元色が強いSAです。そのなかでも、カツオ、マグロ、しらすが揃う「いちまる」は、ぜひ立ち寄ってほしいレストランです。

新東名高速 NEOPASA駿河湾沼津 下り線（静岡県）

生まぐろ丼

1500円・伊豆・村の駅「海鮮丼屋」

【編集スタッフの推薦理由】
●静岡県の農産物やご当地スイーツなどを揃える「伊豆・村の駅」では、土日祝日の14時から限定でマグロの解体ショーが行われる。解体ショー後にだけ提供される生マグロを使った丼はぜひ食べたい。
●たっぷりのマグロ。静岡県ならではの逸品です。
●みごとな解体ショーのために、時間を合わせて立ち寄りたい。
◆東名高速と比べると、新東名高速は山側を走ります。首都圏を出て御殿場で東名高速と分かれ、駿河湾を見下ろす地点に入ったところにあるSAで、海の幸を味わいたいものです。常時食べられる駿河丼などもありますが、限定商品の生まぐろ丼は見逃せません。

新東名高速 NEOPASA岡崎 下り線（愛知県）

天麩羅釜揚げうどん

1590円・元祖 手打ち釜揚げうどん「大正庵釜春」

【編集スタッフの推薦理由】
●創業以来の看板メニューという、桶に入った釜揚げうどん。打ち立て麺はもちもちした食感でなんともおいしい。
●その日の天候によって加水率と塩の分量を調整するだけあって、職人の技と気持ちがこもった手打ちうどん。
●魚介系のダシがおいしい。
◆徳川家康ゆかりの地・岡崎で大人気。明治時代創業のうどん店が高速に初出店。伝統の釜揚げうどんが編集室のおすすめですが、名古屋らしさを味わいたいのなら、たぬき八丁味噌煮込みうどんなどもぜひ！

中央自動車道 恵那峡SA 下り線（岐阜県）

恵那すき焼き膳

1580円・飛騨牛とそば 味の蔵

【編集スタッフの推薦理由】
●ロングドライブでは、ランチであっても贅沢をしたい。そんな時に最適な豪華なメニュー。
●地域を代表する飛騨牛、信州ポーク、恵那鶏の３種のお肉を食べ比べできるのがいい。とろろと特製ダシ醤油入り大根おろしと、タレも２種類そろっている。
●６点盛りの前菜もうれしい。
◆ほかには「飛騨牛煮込みハンバーグ（1580円）」が人気メニュー。お値段は少々高いけれど、飛騨牛、信州ポーク、恵那鶏が楽しめる高級感のあるレストランです。

北陸自動車道 賤ヶ岳SA 下り線（滋賀県）

近江赤ハヤシ

1000円・山小屋食堂

【編集スタッフの推薦理由】
●さすが、滋賀県のSA。ハヤシライスは青いライスを用いて、琵琶湖をイメージしている！
●ライスは近江米を使用。抗酸化作用が高いために、女性たちにも大人気だとか。
●野菜も思いのほか入っている。
◆店名のとおり、賤ヶ岳の山小屋をイメージした木のぬくもりのあるレストランで食べる琵琶湖型ハヤシライス。地域色が出ていておもしろいメニューです。2名以上で訪れるのなら、名物の「山小屋カレー」もオーダーして、シェアするのもいいですね。

阪和自動車道 岸和田SA 下り線（大阪府）

鶏のザクザクあんかけ丼

980円・レストラン

【編集スタッフの推薦理由】
●「え！」っと驚く、毎年恒例の畿央大学とのコラボレーションメニュー。今回もなかなかの逸品。
●「柿の種」をまぶしてカラリと上げた鶏肉がおいしい。そのアイデアに拍手。
●健康栄養学科の生徒が考えているとのことなので、きっと栄養バランスもいいはず。
◆毎年「なにが出てくるか」と、阪和自動車道を活用している人たちに評判の学生とのコラボレーションメニュー。今年はザクザクとした食感の鶏の唐揚げ丼が出てきました。あんかけなのも食べやすく、食欲をそそります。

中国自動車道 加西SA 下り線（兵庫県）

但馬牛と淡路玉ねぎの石焼丼

1680円・レストラン

【編集スタッフの推薦理由】
●但馬牛と淡路玉ねぎという兵庫名産がコラボレーション。
●上質なビーフと、甘みのある淡路玉ねぎがマッチ。関西在住の知人おすすめのメニューですが、お互いを引き立て合って、とてもおいしそう。
●お値段は少々お高めだけど、但馬牛の存在感から見れば妥当。
◆どんなSAでも地域名産をいただくのはうれしいものです。その点、兵庫県は但馬牛が人気で、ビーフとマッチしてよりおいしくしてくれる淡路玉ねぎがあります。このふたつが揃ったメニューは外せないでしょう。

中国自動車道 安佐SA 下り線（広島県）

出雲割子膳

1350円・レストラン

【編集スタッフの推薦理由】
●山間部を貫く中国自動車道だけに、山陰地方の名物が食べられるのもうれしい。
●出雲そばの代表的なメニューといえば割子。割子そばと旬のものを取り入れた炊き込みご飯、天ぷらが付いています。
●おそばと天ぷらのランチは、とくに年齢層が高い人の定番ランチメニュー。名物そばをぜひお試しあれ。
◆出雲大社の参道には出雲そばを食べさせるお店がたくさんあります。それが中国自動車道でも食べられるなんて…。少しだけご利益もありそうなメニューです。

山陽自動車道 龍野西SA 下り線（兵庫県）

「瀬戸内海産鯛」あっさりご飯

1380円・レストラン

【編集スタッフの推薦理由】
●瀬戸内海産のタイのお刺身をご飯にのせ、自家製のポン酢でいただきます。
●セットの麺は、揖保乃糸にゅうめん、うどん、そばから選べるという選択肢の多さもうれしい。
●炭水化物は多いものの、脂分がないのがいい。
◆外食となると、カレーやラーメン、そして“茶色”の揚げ物類がどうしても多くなります。時には、あっさりとしたものを身体が欲します。そんな時に最適なメニューです。

山陽自動車道 下松SA 下り線（山口県）

焼きカレー

980円・レストラン

【編集スタッフの推薦理由】
●下松SAレストランの人気ナンバー１メニューがこれ。食べてみたい。
●特製カレーもおいしそうだし、温玉、チーズがトッピングされているのがいい。
●あつあつのカレーはランチの定番です。
◆「ランチは安心できるメニューがいい」という人も多いはず。そんな時においしいカレーは間違いありません。しかも、焼カレーだけにあつあつで、心まで熱くなります。

徳島自動車道 吉野川SA 下り線（徳島県）

四国三郎牛 ローストビーフ丼

990円・フードコート

【編集スタッフの推薦理由】
●四国三郎牛を使用したローストビーフは「おいしい」と評判。四国三郎とは吉野川の異称。自然環境のいい場所で育っただけに、その味は期待できる。
●ローストビーフがていねいに作られている。
●温泉タマゴのとろみ、玉ねぎのシャキシャキした食感がローストビーフに合いそう。
◆吉野川SAは四国のちょうど真ん中の山地に源流をもち、徳島へ注ぐ吉野川のパノラマを望む景観のいいSA。そこで食べる名物のローストビーフは絶品です。

九州自動車道 広川SA 下り線（福岡県）

ビーフバター焼

1020円・グルメ風月

【編集スタッフの推薦理由】
●40年間愛され続ける「風月」のオリジナルバーベキューソースを用いたメニュー。
●鉄板の上にビーフがあるというだけで、食欲がわく。
●バターの風味とオリジナルバーベキューソースが相性抜群と、九州の友人が教えてくれた。
◆宮崎や鹿児島へでかける時の起点ともいうべき広川SA。注目すべきレストランは、和食処「風月」と、カレー専門店の「そまりあんカレー」、そして鉄板焼の「グルメ風月」です。どれもおすすめなのですが、今回は伝統のソースを用いたメニューを選びました。

※記事作成とSAメニュー紹介のためにNEXCO各社のホームページより写真をお借りしています。