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湿度が低くなり空がクリアになる秋から冬は、星空を眺めるのに最適なシーズン。ネオンのある街並みを離れ、できるだけ空が開けた場所に行く。そこには満天の星。そして、星空を観測するための用具もたくさん。その一部をご紹介しよう!
都会にいると空に星があるのを忘れがちになる。夜空を見上げたところで、見えるのは月と金星だけでは、それも無理はない。

都会から脱出した経験のない子どもだとしたら、七夕の日に「空には天の川があって、普段は会うことができない織姫(こと座1等星ベガ)と夏彦星(わし座アルタイル)が1年に一度だけ会える日なんだよ」なんていう話を聞いたところで、実際にその光景を見られるわけではないので、マンガのような作り話になっているだろう。



うちのボスが「実は夜空には満天の星があるんだよなぁ」と自慢する。
彼はかつてふたつの場所で絶句するほどの夜空を見たそうだ。

まずはパキスタンのフンザ。カラコラムの山々が迫るパキスタンの奥地。はるか中国への山岳ルートの村でもあり、桃の木が多いために一説によると「桃源郷」はここではないかと言われているらしい。ボスが行った当時はホテルであってもランプが用いられており、電気が通う村からは100㎞近く離れていた。そして、そこには満天の星があった、と…。

もうひとつはアフリカ、スーダンの首都ハルツームからクルマで2時間ほど行った岩山だそうだ。標高はわずか50mほどなのだが、周囲は見渡す限りの平地。360度の地平線が眺められる場所。レンズ現象によって巨大に見える太陽が沈むと、地平線から上に満天の星が望める。まさに、プラネタリウム…。

「天の川のことを英語でミルキーウェイと言うよね。まさにそうなんだ。天の川は日本では薄い帯状に見えるけれど、あの2か所では牛乳をこぼしたみたいに、はっきりと筋として見えた。でもね、日本だって捨てたもんじゃない。秋から冬にかけて高原などの空を見渡せる場所に行けば、十分に星空が楽しめるよ」

湿度が低くなり空がクリアになるこれからのシーズン、広場や芝生サイトのある高原のキャンプ場に出かけてみよう。
足元には炎、見上げれば星空。夏にはできないアウトドア・ライフが楽しめるだろう。
アウトドアで星空を楽しむためには、「うわー、きれい」だけではつまらない。星座のことを事前に勉強しておくほうが楽しみは数倍にもなる。
キャンプ前に家族やカップルで予習しておけば、その時間さえも次回のキャンプへの期待につながる。
その予習のためにぴったりなグッズがこれだ。

星座図 書けるわくわく星座図
世界天文年2009 エンターテインメント部門ラーニング賞受賞商品。暗くすると星が光り、夜空の星座を大パノラマで紹介。ラインマーカーで印がつけられるので、星座を覚えやすい。(価格の目安:1800円)

ナシカ 本格家庭用プラネタリウム アストロシアター
9000個の星と天の川を再現。35の星座をイラスト入りで映し出すこともできる。とくに優れているのは365日分の星空をメモリセットできる点。キャンプに行く日の星座をメモリしておこう。(価格の目安:16,000円)

『星と星座の伝説』小峰書店
四季ごとに見られる星座にまつわる伝説や神話を小学生でもわかるように書かれており、春、夏、秋、冬の全4巻のシリーズ。大人にもおもしろく、巻末には星座案内がついている。(各定価:1,575円)
季節を合わせて眺めてみれば、そこには夜空と同じ星空が。「星座早見盤」は天体観察の強い味方。その種類もまちまちで価格にも差があるが、いずれにしてもひとつは持っていたい。
廉価なものなら家族全員で揃えて、みんなで一緒に星座観察をするのもいいかも。

渡辺教具製作所 星座早見盤
星の表示に蛍光色を使っているので、薄暗いところでも見やすい星座早見盤。オールプラスティック製のために、アウトドアでも安心して使用できる。季節を合わせて星座を確認しよう。(定価:1,260円)

スターポケット星座早見盤
緯度に合わせたディスクをセットし、季節と時間を合わせてスイッチを入れてから接眼レンズをのぞけば北緯、南緯20~60度にある70の星座と42の星の名前を表示。新発想の星座盤だ。(価格の目安:4,200円)

渡辺教具製作所 大型星座早見盤
お子さんや友達家族の子どもたちに星座を解説するのに最適な大型星座盤。星の表面温度による色分けもなされていて、より一層星の特徴がわかりやすい。直径35㎝で立てかけ用台座付き。(価格の目安:10,000円)
天体望遠鏡を使って星をもっと深く観察してみる。すると、星の色の違いがはっきりしたり、天の川が星の集まりであるのがわかる。
また、地球に比較的近い星なら表面などがぐっと鮮明になる。土星の輪がはっきり見えるし、月のクレーターだってさまざまな大きさがあるのが理解できる。
星座観察の次は天体望遠鏡を使っての観察がおすすめだ。ただし、天体望遠鏡には三脚がセットされていないものも多い。三脚を別に用意して、固定した状態で観察するのがベストだ。

組立 天体望遠鏡(35倍)
低予算で購入できる組立式の天体望遠鏡。倍率は35倍だが月の表面や土星なども十分に観察できる。組み立てるといっても難しいことはなく、ほぼ10分で完成する。三脚は別に用意する必要あり。(価格の目安:3,000円)

天体望遠鏡 ミザール(20-250倍)
ファインダー&アルミ製三脚付属、鏡筒長580㎜で倍率20~250倍の天体望遠鏡。この倍率なら月のクレーター、木星の横縞模様、土星の輪もはっきり見える。これがあればのオールインワン設計。(価格の目安:2万5000円)

自動追尾機能搭載天体望遠鏡 ケンコースカイエクスプローラー
口径100㎜、焦点距離450㎜のニュートン反射望遠鏡で、集光力は約204倍、極限等級11.77等という本格派。コントローラの調査で見たい星を自動で追尾するハイテク機能を搭載している。(価格の目安:30,000円)

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社団法人 日本オート・キャンプ協会
http://www.autocamp.or.jp/
< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
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