ネットから情報を探す時代になってさまざまな情報サイトが立ち上がっています。「アウトドア」と検索すれば1億弱のヒットがあるほどです。そこで今回は各キャンプ場情報サイトを検索して人気の高いキャンプ場を調べてみました。
「おすすめのキャンプ場」、「キャンプ場ランキング」などのコンテンツがあるキャンプ場情報サイトは多くあります。
ただし「おすすめのキャンプ場」は掲載の根拠が明確ではないこともありました。
おでかけマガジン編集室も、これまでにおすすめの○○を数多く掲載してきましたが、それはたとえば「編集部が行ってみて気に入った。なぜなら…」とか、「読者○○さんのおすすめ」など、なるべく掲載の根拠を明確にしてきたつもりです。
このコーナーでも過去にキャンプ場を紹介してきましたが、それは区画がしっかり分かれていてAC電源サイトなども設置する「キャンプ入門者」におすすめのキャンプ場、トレッキングのベースになるような「ワイルドな自然派、ベテラン向き」のキャンプ場など、掲載基準を示してきました。
☆
さて、ランキングを発表しているところは、その理由が明確でした。
検索数、ユーザーアンケート、読者アンケートに基づいて発表されている旨が掲載されているからです。
おもしろいのは、その多くを見てみると重複するキャンプ場が少なかった点です。
【キャンプ場ドットコム/http://www.campjo.com/Top.asp】
キャンプ場ドットコムは日本全国のキャンプ場の空き情報、最新情報を提供するサイト。アウトドア豆知識などのコンテンツもあり、アウトドア派ならブックマークしておきたいサイトでしょう。
その中にランキングのコーナーがあり、とても充実しています。
「キャンプ場情報アクセスランキング」は、アクセスのあった回数でカウントされ、週ごとのランキングになっています。
「キャンプ場クーポン情報アクセスランキング」はクーポン券へのアクセス数。
そして、「ユーザ評価ランキング」は文字通り、実際にキャンプ場に行った人の評価です。
評価ランキングが行った人の感想なら、情報アクセスランキングは「行ってみたい」ランキングであるかもしれません。
評価ランキングで1、2位、9位のキャンプ場は、情報アクセスランキングにも顔を出します。これは単純にユーザー評価が高いキャンプ場はどんなところだろうと読者が考えるからでしょう。
☆
ランキングの上位は以下のとおりです。
それぞれのキャンプ場の詳細については、キャンプ場ドットコムより入って調べてみてください。
【キャンプ場ユーザ評価ランキング】
1 ホウリー・ウッズ久留里キャンプ村(千葉県君津市)
2 ACNオートリゾートパーク・ビッグランド(山梨県北杜市)
3 ファミリーオートキャンプ場 いのせ(奈良県吉野郡)
4 柿山田オートキャンプガーデン(千葉県君津市)
5 オートキャンプ場 太陽の丘(栃木県さくら市)
6 サン・ビレッジ曽爾奥香落オートキャンプ場(奈良県宇陀郡)
7 大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ(茨城県久慈郡)
8 北軽井沢スウィートグラス(群馬県吾妻郡)
9 ペンギン村オートキャンプ場(静岡県富士宮市)
10 有野実苑オートキャンプ場(千葉県山武市)
☆
首都圏の人口が多いので、どうしても関東のキャンプ場が上位に来る傾向があるようです。
また、編集室でも訪ねたところが数カ所ランキングされています。これらのキャンプ場は設備もきっちりしており、そのうえで農園がある、ティピがあるなどの特徴があります。
また、管理人さんの顔が思い浮かぶところも多く、それなりの固定ファンをつかんでいるキャンプ場といえるでしょう。
【MAPPLE観光ガイド/http://www.mapple.net/】
書店のガイドブックコーナーで確固たる地位を築く『MAPPLE』は、旅行情報サイトも充実しています。
そのなかに「クチコミ、ランキング」のコンテンツがあり、評価ははっきりしています。
基準は2件以上のクチコミ投稿があることで、その評価点によってランキングが決定します。
ただし、2件以上のクチコミ評はOKとなるので、小さなキャンプ場でも熱烈ユーザーのおかげで上位に来る確率があります。
【キャンプ場 クチコミランキング】
1 黒木さわがにキャンプ場(長崎県大村市)
2 大岳キャンプ場(東京都あきる野市)
3 御蔵入の里うさぎの森オートキャンプ場(福島県南会津郡)
3 三ツ星オートキャンプ場(静岡県榛原郡)
3 比地大滝キャンプ場(沖縄県国頭郡)
3 休暇村帝釈峡くぬぎの森オートキャンプ場(広島県庄原市)
7 マオイオートランド(北海道夕張郡)
7 西興部森林公園キャンプ場(北海道紋別郡)
7 盛岡市外山森林公園キャンプ場(岩手県盛岡市)
7 木ノ浦野営場(石川県珠洲市)
さて、名前を知っているキャンプ場はいくつありますか?
恥ずかしながら筆者で知っているのがふたつ、行ったことがあるところはありません。実はすべてが5点満点。1位がクチコミ5票、2位で4票、3位で3票、7位が2票なんです。
でも、野営場とか景色が抜群とか調べてみたいキャンプ場ばかり。まずは、まっぷるサイトから入り、調べてみてください。
【なっぷ/http://www.nap-camp.com/】
「あなたにピッタリのキャンプ場が見つかるサイト」がコンセプト。掲載キャンプ場数No.1と日本最大級のキャンプ場検索・予約サイトを誇ります。
サイト内には「人気ランキング」「口コミランキング」「昨日のアクセスランキング」などのジャンルがあります。やはり注目は「人気ランキング」でしょう。
上位を見れば、設備の充実よりも景観や周囲の環境が抜群のところが名を連ねています。
アウトドア派はやはり、景観や環境を大事にするのでしょう。
【キャンプ場人気ランキング】
1 御前山青少年旅行村(茨城県常陸大宮市)
2 オートキャンプ那珂川ステーション(栃木県芳賀郡)
3 まほーばの森(群馬県多野郡)
4 キャンピングヒルズ鴨川(千葉県鴨川市)
5 芦ノ湖キャンプ村レイクサイドヴィラ(神奈川県足柄下郡)
6 志摩オートキャンプ場(三重県志摩市)
7 やしろ鴨川の郷キャンプ場(兵庫県加東市)
8 ACNサンタヒルズ(栃木県那須郡)
9 カヌーの里おおちオートキャンプ場(島根県邑智郡)
10 昭和の森フォレストビレッジ(千葉県千葉市)
林間、川沿い、海の近くの素敵なキャンプ場が上位を占めています。
☆
各サイトの上位ランキングを見てきました。不思議にどのランキングにも顔を出すキャンプ場はありませんでした。それだけさまざまな個性あるキャンプ場があり、人気は分散しているといえるでしょう。
あなたが常連のキャンプ場はありましたか?
今年は常連のところにも顔を出し、ランキングを利用して見つけた個性派キャンプ場にも行ってみたらいかがでしょう。
環境が変わればキャンプの質も変わります。
ぜひ、楽しいキャンプシーズンを!
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。