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クルマでおでかけして「車中泊」経験者は9割以上! こんな結果が「クルマ旅」を推奨する日本RV協会のアンケート調査で出ました。より経済的にアウトドアや旅を楽しみたい。車中泊が増えそうな予感です。それでは、実態を検証してみましょう。


日本RV協会ではホームページを用いて過去にさまざまなアンケート調査を行ってきました。
キャンピングカーの普及と情報提供、RVパークの設置など、その活動は多岐におよぶ日本RV協会だけに、どうしてもアンケート回答者はキャンピングカーユーザーが多くなります。
それはそれで、日本におけるキャンピングカーユーザーの実態がわかるのでいいのですが、車中泊をしているのはどうやらキャンピングカーユーザーだけではないようです。
2018年9月18日から10月17日にかけて実施し、11月19日にリリースされたアンケート調査では、220票のうちキャンピングカーユーザーが84.5%、それ以外が15.5%となっています。
つまり、キャンピングカーを持っていない人も、アンケートに参加しているのです。
もちろん、年間10回以上車中泊するというのは、たぶんにキャンピングカーユーザーがいるためです。それでも、キャンピングカーユーザー以外の方も車中泊をしている実態が見えてきます。
旅館やホテルに泊まるより経済的。気ままにドライブを楽しみたい。これらがその背景になっているのでしょう。

●ドライブで車中泊をしたことがありますか?
□YES:93.4%
□NO :6.6%
キャンピングカーを保有していない人が15.5%ですから、そうでない人も車中泊をしているのがわかります。

●年間で何回くらい車中泊しますか?
□10回以上:50%
□4~6回:18.8%
□1~3回:17.7%
□7~9回:13.4%
10回以上も車中泊する人が50%いますが、そのほとんどはキャンピングカーユーザーだと編集室では推測します。平均すると月1回ですから、キャンピングカーを保有している割りには少ないともいえます。
ただし、1回~6回には普通車ユーザーも多いのではないでしょうか。

●以前より車中泊は増えましたか?
□YES:70.3%
□NO :29.7%
傾向としては増加にあります。安全でトイレなどの設備がある場所さえ確保すれば、車中泊はとても経済的です。
日本RV協会が設置を進めているRVパークはまさにそんな場所です。
①ゆったりした駐車スペースがあり1週間ぐらいの滞在が可能。
②24時間利用可能なトイレ。
③100V電源が使用可能。
④入浴施設が近隣にあることが望ましい。
⑤ゴミ処理が可能。
⑥入退場制限が緩やかで、予約が必須でないこと。
以上がRVパーク設置の条件ですから、普通車であっても設置場所を検索して有効利用すれば、車中泊はより簡単になります。
https://www.kurumatabi.com/rvpark/

●車中泊をした場所は?
□道の駅:61.8%
□SA&PA:12.9%
□そのほか:9.4%
□キャンプ場:8.8%
□RVパーク:7.1%
やはり、トイレなどがある駐車場付きの施設が上位にきます。ただし、下記に掲載する別のアンケート結果も気になります。

●車中泊をしている他の方を見て不快感を感じたことがありますか?
□YES:72.5%
□NO :27.5%
気軽に車中泊をしていますが、時には他の方に不快感を与えているという側面もあります。とくに、このアンケートは車中泊をしている人が主に回答しています。
仮に、車中泊をしない人が回答したとしたら、もっと多くの不満があがるかもしれません。
それでは、どこに車中泊すればいいのでしょうか。

●車中泊をする場所で最適な場所はどこだと思いますか?
□RVパーク:38.9%
□道の駅:32.8%
□キャンプ場:20%
□SA&PA:5.6%
上記したRVパークが1位となります。また、キャンプ場を加えたクルマが泊まることを前提に設備された場所のパーセンテージが増えます。
もしも、「他人に迷惑をかけない宿泊場所は?」という設問だったら、RVパークとキャンプ場のパーセンテージはもっとあがったと推測できます。

●車中泊をしていて不快感を感じた要因は?
□占拠:45.3%
□騒音:29.5%
□ゴミ:14.4%
□そのほか:8.6%
□景観:2.2%
この設問も「車中泊をしている他の方を見て不快感を感じたことがありますか?」の設問と密接しています。
時々、道の駅などで「イスやテーブルを出さないでください」といった貼り紙を見かけます。なかには公共の施設である道の駅の駐車場を我が物顔で占拠してしまうマナー違反の人がいます。
他人に不快感を与えないで車中泊するためにも、
①車中泊可能な公共施設の増加:41.3%
②ルールの明確化:31.5%
③車中泊可能な民間施設の増加:13%
④啓発活動:8.7%
⑤法律などによる規制の強化:2.7%
上記が求められています。
つまり、RVパークなどが今後ますます充実し、一定のルールが定められれば、より以上に経済的な車中泊は増えると予想されるのです。

最後に、2019年に車中泊を有効利用して、経済的に、より多くアウトドアやくるま旅を楽しもうと考えている方たちに、車中泊の先輩たちからのアドバイスをお届けしましょう。
一部には設備も含まれています。

●クルマの旅で必要と思われるクルマの設備はなんですか?
□ペット:36.6%
□電源:33.9%
□トイレ:10.8%
□家庭用クーラー:9.7%
□テレビ:1.6%
□コンロ:0.5%
□ギャレー:0.5%

結果だけを見ると「ムリだ」と思いがちです。しかし、電源はバッテリーから取れるものもあるし、災害用に簡単な充電器もあります。トイレもドライブで使える携行タイプがあります。コンロもカセット式で十分だし、テレビなどはカーナビとセットであるのでは。
ペットは癒やしのためか、番犬としてかはわかりませんが…。2019年、車中泊も利用してより以上にアウトドアで遊びたいものですね。

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●オートキャンプの情報ならこちらへ
社団法人 日本オートキャンプ協会
http://www.autocamp.or.jp/
< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
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