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クルマを利用してアウトドアにでかける。とくにお子さんが幼稚園や小学校に入ったとき、セミリタイアをして時間に余裕が出たときにキャンプを始める人が多いのが実態です。そこで総決算として、過去の連載を素にアウトドアの“心得”を記しておきましょう!




旅館などの宿泊施設に泊まって遊ぶのと、キャンプ場で遊ぶのは大きく異なるという点を認識しましょう。
もちろん、想像以上の災害においては、宿泊施設が被害に遭う場合もあります。しかし、それはレアケース。
ところがアウトドアの中でテントという布地をポールで支える、いわば簡易宿泊場では、自然の驚異と常に背中合わせ。
管理人のいるキャンプ場では、彼らが危機回避のリーダーになりうる存在ですが、キャンプでは自身にも危機察知能力が必要です。



テントなどの設営方法にしても同様です。たとえば、炎天下や小雨が降る中、解説書を読みながら設営するのと、事前に予習しておいてスムーズに設営するのでは、体力の消耗からすべて大きく異なります。
キャンプにでかける前に、最低限の知識は身につけておきたいものです。



安全に楽しくアウトドア!キャンプの危機回避の鉄則10

設営の注意、キャンプライフに潜む危険、雷や毒蛇などのさまざまな危険についての対処法を紹介しています。



危機回避を覚えた後で読んでほしいのはキャンプのマナーについてです。
オープンエアなキャンプ場ですが、人が集まる場所だけにいくつかの暗黙のルールがあります。それを集めたのが以下の特集です。

キャンプ初心者のみなさん「それダメー!」




アウトドアの危機を知り、マナーもわかった。いよいよキャンプ用具を揃え、キャンプ場を予約という段階に入ります。
その時に注意すべきことはなんでしょう。何を揃え、どんなキャンプ場を予約すればいいのでしょう。その回答もあります。



今年こそキャンプを始めるために、キャンプ雑誌の元編集長に聞く!

キャンプ雑誌の元編集長がキャンプの心得、とくに必要なもの、キャンプ場の決め手などを語っています。



これだけの知識を事前に身につければ万全と思いがちです。それでも、キャンプ場に実際にでかけると、「あれれ…」という出来事が起きてしまうのも事実です。

こうはなりたくない「キャンパー恥ずかしい」話




キャンプは決して温泉街に泊まるのではなく、家にいる時のようにすべてに満ち足りたレジャーでもありません。
たとえば夜の時間をもてあましても、「ちょっとコンビニまで」「カラオケボックスへ」とはいきません。
キャンプ通になりたいのなら、日が落ちてからの長い時間や、不便さも、余裕をもって楽しんでみたいものです。



ネオンライトがないキャンプ場の夜、もっとも寛げるのは焚火を囲むひとときです。
“直火(地面に薪などを置いて火を付けること)”が許可されているキャンプ場はほとんどありません。
焚火台を使って火を起こし、それを囲んでゆっくりした時間を過ごしたいものです。

焚火をマスターしよう!



近年はAC電源などが付いているサイトも多く、極端な話、調理用電子機器だって持ち込めます。しかし、キャンプで存分に遊びたいなら、そして自然と一体になりたいのなら、エコを意識したいものです。
ベテランキャンパーたちは、「いかに持って行くものを減らすか」のエコテクニックを持っています。確かに不便です。しかし、自然を汚さない、環境に影響を与えないという大きな目的と、不便を楽しむのもキャンプの魅力であることを知っているからです。

「キャンプ通」と呼ばれるエコテクニック!




こうして過去のコンテンツを振り返ってみると、キャンプライフを充実さえるためにいくつかの心得が浮かびあがってきます。



1、事前にアウトドアの知識を身につけておこう
2、キャンプ場やアウトドア特有のマナーを知っておく
3、自分の技量に合ったキャンプ場を選ぼう
4,何もしない時間を楽しもう
5,不便や悪天候もキャンプの魅力の一つと知ろう



以上がキャンプライフの基本になるでしょう。
これらの基本を覚えたうえで、キャンプライフをより充実させるために、+αさせていけばいいのです。
たとえば食の+αとしては、以下のことが考えられます。
BBQの充実、ダッチオーブンに挑戦、スモーク作り…。これらは、煙をともなう料理です。家庭内では難しい部分もあります。しかし、オープンエアなら大丈夫。



そのほかにも温泉キャンプ、アウトドアアクティビティなどキャンプ場をベースにトライしたいことはたくさんあります。
これらはご本人の好みによって異なるので、おでかけマガジン編集室が「これをやって!」とは言えません。でも、挑戦したくなった時のために、過去にさまざまな特集を組んできました。
興味のある記事を再度チェックしてみてください。



読者のみなさまの充実したキャンプライフを祈っています!
< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。

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