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一般社団法人ペットフード協会の2014年のデータによると、ペット保有率(犬・猫)は24.2%の世帯という結果になりました。4軒に1軒は犬か猫を飼っているという今日、アウトドアにペットを連れ出す人も多くなったようです。



ペットフード協会の2014年データが示しているとおり、4軒に1軒でペットが飼われている今日の日本。

街の公園や遊歩道にはペットと散歩している人が何組も見かけられ、ペット同伴OKのカフェやショップが誕生し、自動車道のサービスエリアには「ドッグラン」が設置されました。
本連載でも「ペット同伴でアウトドアを楽しみたい」という読者の声にお応えして、過去に2回ペット関連の記事を掲載しています。

『愛犬とキャンプに行こう!』では、ペットのためのサイト設営のヒントと、最低限のマナーについて触れました。
http://www.smart-acs.com/magazine/09111502/outdoor001.php

『ペット連れ大歓迎のキャンプ場』では、広大なドッグランやペット用のサークルを設けたコテージ、ドッグ用プールを設置したキャンプ場などを紹介しています。
http://www.smart-acs.com/magazine/14051502/outdoor001.php

このたび、「クルマ旅」を推奨する日本RV協会が、『ペットに関する調査』を実施し、アンケート結果を発表しました。

ペット連れでアウトドアを楽しみたい方々にとっても、とても興味深いデータが並んだのでこの場で発表します。
日本RV協会が調査対象としたのは「キャンピングカーユーザー」ですから、一般のアウトドア派とは異なるかもしれません。

しかし、「キャンピングカーユーザーの多くがテントキャンパーからの発展派」「旅やアウトドアが好き」というユーザーデータがある以上、アウトドア・おでかけ好きという共通点が多分にあるので、キャンピングカーを保有していなくても、類似するアンケート結果になったのではないかと推測できます。

現実に編集室のボスはアウトドア雑誌編集長時代に毎月キャンプ大会を開催していましたが、「ペット保有率は非常に高かった」と話します。犬を中心に猫、フェレット、ヒナのときに飛べなくて助けたカラスをペットにしていた人もいたそうです。



日本RV協会のデータによると、キャンピングカー保有者のペット保有率はペットフード協会の24.2%を大きく上回る68.6%に達しています。

オートキャンプ場などで小型犬を散歩させている様子、広大なドッグランで大型犬とフリスビーで遊ぶ姿などを見かけたら、「ペットが欲しい!」となるのは当然でしょう。

「キャンピングカーはペットと移動するための最適な交通手段」という側面もありますが、ペットを伴って旅に行くかどうかの質問にも非常に高い「同伴率」が示されています。

「どんな旅行でも必ずペットを連れて行く」が50.3%、「旅行日数や留守番がいる・いないなどを考えて7~8割の率で連れて行く」が7.2%、「旅行日数や留守番がいる・いないなどを考えて5割ぐらいの率で連れて行く」が3.2%となっています。

全体では「ペットを飼っていない」が31.4%、「ペットを飼っているがほとんど旅行には連れて行かない」が7.9%ですから、ペットを飼っている人の同伴率は非常に高いものになっています。

「ペットを連れて旅行するきっかけになったのは」という設問は以下の回答となりました。

「家族の一員として連れて行きたかった」が第1位で54.7%、「夫婦ふたり旅の伴侶として連れて行きたかった」19%、「ペットホテルなどに預けるのは不安だし面倒」が17.4%、「ペットを連れていかないとさびしかった」が5.7%、「キャンピングカーがペット連れに適していると知り、キャンピングカーを買ってからペットを飼って同伴」が2.8%、「ペットがいると子どもが喜ぶ」が0.4%という結果になりました。

ペットのための施設がサービスエリアやキャンプ場などで充実したという背景、普段は狭いところで飼っているペットに広大な自然の中でたっぷり遊んでほしいという飼い主の希望などが合致して、ペット連れのおでかけが増えているのでしょう。



近年ではペットと一緒にドライブを楽しむ人が増え、そのための用品も充実してきました。
キャンピングカーならペット専用スペースをリア(後部)に設置するなどして走行中のペットの安全と、運転する人との接触を禁じるのも簡単です。

しかし、一般のクルマではペット専用スペースを確保するのは難しいに違いありません。
カー用品店のペット用コーナーを眺めれば「小型犬用ドライブボックス」や「ペットキャリー」、ペットの可動範囲を制限できるシートベルト装着式の「ドライブ用リード」「ペットセーフティハーネス」などが数多く販売されています。

また、抜け毛やトイレ対策としての「ペット用ドライブシート」、「おでかけ用犬トイレ」「ペット専用消臭剤」も充実してきました。

これらの用具を揃えるのも大事ですが、やはりもっとも大切なのはペットへの気配りでしょう。

日本RV協会のアンケートは「ペット連れで旅行を楽しむときに気を付けていること」を尋ねています。

その結果は以下のようになりました。ペット同伴ドライブを計画している方はぜひ参考にしてください。

「移動時間が長いときは、適度に休憩をとってトイレや散歩をさせる」が70%、「知らない場所でペットが不安にならないように、人がクルマを離れる時間を少なくして、食事などもなるべく車内ですませる」17.6%、「クルマ酔いさせないように注意している」が続いて4.8%、「車内で座らせる場所を確定させている」が4%、そして、「人に吠えないように注意している」が3.6%でした。

クルマ酔いさせないためには、やはり適度な休憩と、窓を開けるなどの配慮が必要でしょう。ただし、窓を開ける場合はドライブ用のハーネスなどを装着して、万が一にも車外に転落する心配がないよう配慮が必要です。

また、「長距離ドライブの前に短いドライブをしてペットをクルマに慣らす」というのもいい方法です。

アウトドアにペットは似合います。今シーズンはペットとともにキャンプを楽しんでみたらいかがですか?


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社団法人 日本RV協会
http://www.jrva.com/

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社団法人 日本オートキャンプ協会
http://www.autocamp.or.jp/
< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
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