夏こそ北の大地で優雅で壮大なる休日を過ごしたいものです! 北海道のドライブは札幌や小樽などの都会を抜ければ、景色も雄大で、道も混雑しておらず快適。山に湖に、海の幸…。走る分だけ素敵なご褒美が待っています。
北海道に住んでいる方以外が、北海道でドライブしようとすれば、その方法は三つでしょう。
1.自走して北海道まで行く。ただし、青函トンネルは列車専用ですから、最後は青森港あるいは大間港からフェリー利用で津軽海峡を渡らなければなりません。
【青函フェリー(青森~函館)】
http://www.seikan-ferry.co.jp/index.html
【津軽海峡フェリー(青森・大間~函館)】
http://www.tsugarukaikyo.co.jp/
2.長距離フェリーを活用する方法。近ごろは“夏の北海道ドライブ”を視野に入れて、北海道へ渡るフェリーのテレビコマーシャルが随分流されています。船に乗って楽に北海道に行こう、船旅も同時に楽しもうという方にぴったりです。
また、近年のクルーズ人気もあって、とくに長距離フェリーは食事や設備の内容がグレードアップしています。
各社のホームページで、北海道ドライブのためのフェリー旅の様子をご覧になってください。
なお、特典が付いているフェリーもあります。
たとえば、商船三井が推奨する「北海道満喫爽快ドライブプラン」は往復フェリーとホテル1泊2食、マイカー1台(5m未満)がセットになっており、ホテルも数軒から選べます。
新日本海フェリーも「家族割」「小樽ドライブパック」「小樽 富良野ドライブパック」などが用意されています。
このようなプランを利用するのも賢い方法でしょう。写真は太平洋フェリーと新日本海フェリーの船舶です。
【川崎近海汽船(八戸~苫小牧)】
http://www.silverferry.jp/
【太平洋フェリー(名古屋~仙台~苫小牧)】
http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/
【商船三井フェリー(大洗~苫小牧)】
http://www.sunflower.co.jp/ferry/index.shtml
【新日本海フェリー(敦賀~新潟~秋田~苫小牧、新潟~小樽、敦賀~苫小牧、舞鶴~小樽)】
http://www.snf.jp/
3.3番目のドライブの方法は飛行機で北海道に飛んで、レンタカーでまわる方法です。たぶん、このケースがもっとも多いでしょう。航空会社や関連の旅行代理店では、レンタカー付きのパックもさまざま用意されています。
広い北海道をレンタカーでまわるのなら、キャンピングカーレンタルという方法もおすすめです。1晩の駐車が可能な場所にキャンピングカーを停めて宿泊する。
この方法ならチェックイン、チェックアウト時間や食事時間に左右されず、気ままに北海道ドライブが満喫できます。
【キャンピングカーのFUJI】
http://www.campnofuji.jp/rental-info/
キャンピングカーの写真はキャンピングカーのFUJIのレンタル車種の1例です。
以上、3つの方法をご紹介しました。これらの方法から選択して、思い切って北海道に旅立ちましょう。
北海道に上陸してからは、自動車道を利用して効率よくドライブしたいものです。
そこで、今回の本題でもあるNEXCO東日本のサービスをご紹介します。
「ドラ割 北海道ETC 夏トクふりーぱす」がそれで、NEXCO東日本創立10周年を記念して企画されたものです。
対象期間は平成27年6月5日から11月4日(水)。対象期間内の金・土・日・月・祝日、お盆時期などのうち“連続する最大3日間(火~金などの平日の連続3日間は使用できません、詳細はNEXCO東日本ホームページを)、北海道の高速道路が乗り放題”になります。
しかも料金は普通車で7900円、軽自動車等で6300円ととてもお得。10周年記念企画だけにプラスアルファの特典もあります。
特典1 利用後にアンケートに回答すれば、北海道のSA、PAで利用できる3000円の買物券が1000名にプレゼントされます。応募締切は8月31日ですが、さらに希望者全員に「ETCクリーニングカード」をプレゼント。
特典2 特典1の抽選に外れた場合、高速道路沿線各地の提供による地元特産品を350名にプレゼント(応募締切11月10日)。
特典3 「北海道ETC夏トクふりーぱす」を利用中に寄り道すれば、高速沿線の市町村施設150以上で特典が受けられます(例、道の駅でソフトクリームが割引など)。
特典4 北海道内のプリンスホテルがお得。ふりーぱす所有者のみが利用できる特別宿泊プランが用意されています。
特典5 千歳アウトレットモール・レラ、三井アウトレットパーク札幌北広島で利用できるお買物&ご飲食券500円分プレゼント。ただし、1店舗で一度に5000円以上お買い上げの方のみ。
なお、「ふりーぱす」のご利用は、事前のお申し込みが必要です。
※写真は摩周湖と、大雪山山麓の北海道らしい風景です。
北海道ドライブは摩周湖、阿寒湖、洞爺湖といった神秘の湖に、大雪山、羊蹄山などの雄大な山。放牧用の広大な牧草地、そして海と山の豊かな幸をめぐるものです。
どこへ行くかは自由。渋滞が少ない分、ドライブのスケジュールが立ちやすいのも北海道ならでは。
ただし、道が走りやすくて、混雑していないからと飛ばし過ぎは禁物です。ちなみに、北海道のパトカーはスピードガンを装着しているケースが多く、停車して対向車のスピードを計測していることもあります(正直、スタッフはこれでキップとなりました・反省)。
さて、広大な北海道だけに温泉も各地にあり、日帰り入浴可能がほとんどですので温泉三昧も北海道の魅力でしょう。
そのなかで、編集部が猛烈におすすめする温泉を3つご紹介しましょう。
これらの温泉の特徴は、どこも湯船の底で温泉が湧いている、いわゆるぶくぶく自噴泉。適温で湧き出していること自体が奇跡です。お湯がとても新鮮です(当たり前ですね、その場で湧き出しているのですから)。しかも壮大なスケールを楽しめます。
また、野湯ではありませんので、更衣室が清潔に保たれており、誰でも気軽に入浴できます。
1.屈斜路湖畔温泉郷 和琴温泉
日本最大のカルデラ湖、屈斜路湖畔にある和琴温泉。湖に面した開放的な露天風呂は、湯船の底から湧く源泉温度52.5度の湯がさめて適温に。更衣室は男女別ですが、露天風呂は混浴。入浴に適した時期は6~9月。近くには屈斜路湖畔の砂湯、摩周湖、硫黄山といった観光スポットがあります。
http://www.masyuko.or.jp/pc/kussharo.html
2.オンネトー温泉景福
阿寒富士を見上げる神秘の泉オンネトーに近く、かつてより「霊験あらたかな温泉」と近隣の人々には知られていました。41.6度の源泉が湯底から湧く内湯は透明の美しい湯。しかし、露天風呂まで流れるうちに温泉成分が空気に触れて化学反応を起こし、露天風呂は白濁りの湯となります。まさに、神秘の湯でしょう。阿寒周辺の観光も楽しめます。
http://www.n43.net/onsen/meakan/keifuku/
3.丸駒温泉
支笏湖畔にある温泉です。スイスシャレ-風のホテルは清潔感があり、気持ちよく温泉が楽しめます。露天風呂はその場から湯が湧き出しており、支笏湖との間にある“水路”の砂利の量の調整によって、湯守たちが温度調整をしています。晴れれば支笏湖の絶景が目の前です。ニセコなどへの観光にも便利です。
http://www.marukoma.co.jp/
※紹介記事作成にあたりフェリー各社のホームページ画像を借用しています。
SA・PA情報はこちらから
●ドラぷら(NEXCO東日本)情報サイト
http://www.driveplaza.com/
●NEXCO中日本情報サイト
http://www.c-nexco.co.jp/
●NEXCO西日本情報サイト
http://www.w-nexco.co.jp/
常磐二郎
海岸沿いのドライブとお酒が大好物のWEB・雑誌編集4年目の中堅編集者。
好きな高速道路は、東名高速道路と海老名SA。