寒い時期が過ぎました。振り返ってみてどんなアウトドアライフを過ごしましたか?
「億劫でなにもしなかった。これからが本番」という人へ。冬はキャンピングカーでアウトドアを楽しみたいという人が急増中なのです!
寒い季節にテント泊は相当の装備と心の覚悟も必要です。増して、小さいお子さんがいたら億劫にもなります。冬のおでかけ派が少ないのも納得がいきます。
しかし、アウトドア派の憧れであるキャンピングカーを所有すると実情は一転するようです。
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すでにこの連載で何回か取り上げましたが、一般社団法人日本RV協会は、キャンピングカーの普及と情報提供やキャンピングカーショーの開催など、さまざまな角度から“くるま旅”を応援しています。
また、ホームページ上などでキャンピングカーユーザーの実態をアンケート調査、回答を発表しています。
このたび編集室に届いたアンケート調査結果は、「冬の動向」に関するものでした。2016年12月中旬から2017年1月中旬にかけてアンケートを実施。日本RV協会に寄せられた約160件の回答に基づいた数値です。
テント泊派ならお休みしがちな寒い時期に、キャンピングカーユーザーはどんな旅やアウトドアライフを行っているのでしょう。
その結果をお知らせします。もしも、「いつかはキャンピングカー」というアウトドア派なら、ぜひ参考にしてください。 長期計画でキャンピングカーを手に入れ、そこにクラリオンのカーナビを装着すれば、アウトドアライフはますます充実します!
●年末年始にキャンピングカー利用の旅行計画を立てた―34.1%
経済的な要素に加え、早めに宿泊場所の予約を取るなどの手間がかからないのもメリットでしょう。
●年末年始を外して冬季のキャンピングカー利用の旅行計画を立てた―31.1%
冬は年末年始だけではないのですから、気軽に行動できるキャンピングカーユーザーにとって、渋滞のない日が狙い目なのかも。
●冬季の旅行計画は未定―27.4%
●キャンピングカーを利用しない年末年始の旅行計画がある―3.7%
温泉宿に宿泊するのか、海外旅行なのか?
●冬季の旅行計画はあるがキャンピングカーは使わない―3.7%
その理由も知りたかったですね。
結果を見ると65%ものキャンピングカーユーザーが、キャンピングカーを利用する冬季の旅を計画しているのがわかります。
どうやら使わないと損的な思考は、キャンピングカーを未だ体験していない人に多く、実際にキャンピングカーを保有すると、キャンピングカーならではの利点が明確になるのです。
●乗用車より断熱性が高いので、休憩や仮眠をする時に温かくて快適―38.4%
キャンピングカーにはエンジンを切っても作動するヒーターなどが付いているケースがほとんど。居住性を重視しているので、側面などの断熱性も優れています。そのために、クルマ泊が容易なのです。
●公共交通の便が悪い旅の目的地や立ち寄り先でも気軽にアクセスできる―27.4%
たとえば山奥の秘湯などに行こうとする場合、冬季間はバスが運休などのケースもあります。その点、自分のクルマだったら道が開通している限り、冬季でもどこにでも行けます。ただし、これは普通自動車でも同様です。むしろ、小型車や軽自動車のほうが目的地に行きやすいという面もあるでしょう。
●特別な人気スポットでない限り、冬場のキャンプ場やRVパークは空いているので、どこでも宿泊が楽―15.8%
これはキャンピングカーの利点でしょう。冬のキャンプ場は空いていますし、開場しているのなら予約がいらないかもしれません。予約をして行く温泉旅館と異なり、気ままな旅も楽しめます。
参考RVパーク⇒http://www.kurumatabi.com/rvpark/
●スキー場のゲレンデ近くにクルマを停めて宿泊できるなど、ウインタースポーツに向いている―11.6%
アウトドア派にとっては魅力的ですね。スキーやスノーボード用品を積む容量もありますし、着替えも自在です。
もちろん、その場で装備を広げて周囲に迷惑をかけるという事件も一時期ありましたが、夜間開放している場所に止めて車内で眠るのは問題ありません。
実際にこの冬、キャンピングカーユーザーはこんなところで眠っています。
●高速道路のサービスエリア、パーキングエリア―48.3%
●夜間も開放されている道の駅の駐車場―38.9%
●RVパーク―6%
●立ち寄り湯などの管理人に確認してその駐車場―2%
●湯YOUパーク―2%
●キャンプ場―1.3%
●その他―1.3%
気付くのは、とても経済的なこと。ほとんど出費なしで宿泊しています。
こんな気持ちがキャンピングカーユーザーにはっきりと表れています。
たとえば、冬にいちばん重宝したものは何ですか?という質問の回答には●FFヒーター(圧倒的多数)、●インバーター、●発電機、●ポータブルトイレなどが上位にきます。
冬の駐車場でも眠るのに困らない装備を事前に備えているわけです。
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さらに、以下の点も意識して装備、冬に対応できる仕様にしています。
●冬場の使用を意識してFFヒーターを設置。さらに、2重窓などの装備品を充実させた―34%
やはり暖かな部屋を確保するのが冬の条件のようです。
●冬場の使用を意識して4WD車をベースにした―20.7%
キャンピングカーはベース車両を何にするかで性質が大きく変わります。冬のドライブを想定すると4WD車を選ぶほうがいいでしょう。
●冬場に使用することを意識しなかった―20.7%
当初は冬の旅を意識しなかったのでしょう。しかし、キャンピングカー仲間ができて冬情報を得ると、少し後悔したのではと思ってしまいますね。
●断熱・防寒対策のしっかりした車種を選んだ―13.3%
あらかじめ冬のアウトドアや冬旅を想定していたのですね。
●スタッドレスタイヤ、スノーヘルパー、雪かき用シャベルなどを購入した―11.3%
冬場の使用を意識しなかった人が20.7%もいましたが、やはり、そのうちの半分以上のキャンピングカーユーザーが、冬の使用のために装備を買い足していました。
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やはり、冬のアウトドアや気ままな冬旅をするために、キャンピングカーは相当味方になってくれるようです。
冒頭にも触れましたが、キャンピングカーにそれほど興味がなかったとしても、こんなデータを見ると欲しくなりますね。とくにアウトドアや旅が好きなら、冬というハンデを感じさせないキャンピングカーは最高のツールのようです。
やはり、冬のアウトドアや気ままな冬旅をするために、キャンピングカーは相当味方になってくれるようです。
冒頭にも触れましたが、キャンピングカーにそれほど興味がなかったとしても、こんなデータを見ると欲しくなりますね。とくにアウトドアや旅が好きなら、冬というハンデを感じさせないキャンピングカーは最高のツールのようです。
< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。