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  3. 天然クーラーが効いた空間 川沿いのキャンプ場に行こう!
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暑い季節、テントの中で熟睡するのは難しくなります。そこで、キャンプ場選びを工夫しましょう。標高が高ければ、それだけ暑さは和らぎますが、断然おすすめは天然クーラーが効いた川沿いのキャンプ場です。


この頃の夏は、想像を絶する暑さに見舞われることがあります。
毎年2月に発表される「暖候期予報」によると、2018年の夏は以下のようになっています。
◇北日本:平年並みか高い見込み
◇東日本:高い見込み
◇西日本:高い見込み
◇沖縄:高い見込み



これらからわかるように、どうやら今年の夏は猛暑の時期もありそうです。テントで過ごすには少々厳しい条件といえるでしょう。
海沿いのキャンプ場はビーチ遊びを楽しむには最高ですが、テントで眠るとなるとつらいものがあります。
電池式の扇風機を持ち込んだり、AC電源につなげて扇風機をまわす方法もありますが、快適に眠るには至らないでしょう。
一方、標高が高いキャンプ場であれば、暑さは緩和されます。標高が1000m高くなれば、気温は約6.5度下がります。つまり、首都圏の低地のキャンプ場の気温が30度だったとしても、標高1500mにある高原のキャンプ場ならば気温は約20度になります。
これなら、ある程度快適に過ごせるでしょう。



そして、編集室がおすすめするのが川沿いのキャンプ場です。
川の流れのそばには森があります。同じ標高のところでも、木々がないところと、森の中では気温が異なります。さらに、川が流れていればその流れが空気を冷やします。
京都は盆地であり、夏は暑さが厳しくなります。この京都で続く夏の風物詩が「川床」です。川の横や上に設けられた宴席で食事などを楽しむものです。川によって冷やされた空気が、天然クーラーとなって居心地がいいのです。
川沿いのキャンプ場も同じです。さらに、渓流の生み出す音が、涼しさをより以上に感じさせます。
長期予報によると、今年の夏は全国的に雨量は平年並みのようです。台風でもなければ、川はそれほど増水しないでしょう。今年の夏は川沿いのキャンプ場がおすすめです!
編集部がセレクトした川沿いキャンプ場をご紹介しましょう。

※台風などで川が増水する危険があるときなどは、管理人さんの指示に従うほか、ダム放流のサイレンが鳴ったときなどは中洲から離れる、川から離れるなどの対応をしてください。「テントを張ったから面倒くさい」は、危険です。
【るぽぽの森 るぽぽかわさきオートキャンプ場】

●宮城県柴田郡川崎町
www.rupopo.org/
「笹谷オートキャンプ場」として親しまれてきたオートキャンプ場が、宿泊施設付オートキャンプ場「るぽぽの森」としてリニューアル。センターハウスには大浴場が完備し、宿泊も可能。川遊びをした後も、大浴場で温まれるので安心です。
芝生のサイトがメインで、キャンプ場に隣接して清流があり、川遊びや渓流釣りができます。暑い時期には川に入って遊ぶワンちゃんの姿も見られます。
【せせらぎ公園オートキャンプ】

●福島県大沼郡会津美里町
www.aizu-misato.jp/park/seseragi/seseragi_autocamp.html
AC電源を備えたサイトなどが阿賀川の岸辺に設置されています。「水辺の楽校」と名付けられたエリアでは、水辺の植生物の観察などができます。阿賀川は釣り人たちに人気の川ですから、それだけ自然も豊富。絶好のキャンプロケーションです。
隣接して本郷温泉があるほか、周囲にはいくつもの温泉が点在しています。キャンプの合間に温泉にでかけるのもいいのでは。
【なかよしキャンプグラウンド】

●茨城県常陸大宮市上伊勢畑
http://nakayoshicamp.com/index.html
ゆったり流れる那珂川に面したサイトと、子どもでも安心して川遊びができる相川サイトのあるキャンプ場。敷地はそれほど広くはありませんが、ログハウスなども備え、「手ぶらでキャンプ」プランなども用意しています。
編集室のスタッフのひとりは、ここでキャンプ&カヌーを初体験しました。那珂川の雄大な流れの中のカヌー体験は格別です。リバーツーリングをはじめ、初心者でも安心な体験教室なども開催しています。
【キャンプ ラビット】

●栃木県那須郡那須町
www.camp-rabbit.com/#/Index
木立に囲まれた場内に川が流れており、せせらぎが聞こえます。最大の特徴は、自然環境のよさを最大限に生かしたこと。照明は最小限にとどめ、ランタンの灯りがキャンプライフの雰囲気を高めます。直火ができるのも魅力。キャンプ本来の姿があります。
また、グループゾーンとカップルや少人数のファミリーのためのファミリーゾーンに区分けされているので、落ち着いてキャンプができます。編集室スタッフのお気に入りのキャンプ場の一つです。
【ケニーズ・ファミリー・ビレッジ オートキャンプ場】

●埼玉県飯能市上名栗
www.kfv.co.jp/
首都圏から行きやすいのに、森に包まれ、川が目の前に流れる自然の中のキャンプ場です。ログハウス、AC電源付きサイトなどもありますが、魅力的なのは17サイトが整備された河原サイト。夏季のみ日帰り専用エリアとなりますが、川を前にバーベキューを楽しむのは素敵な時間です。
暑い時期の最大の魅力は、名栗川をせき止めて完成する“天然プール”でしょう。川の水は透き通り、小魚が泳ぐ姿も見られます。
【神之川キャンプ・マス釣り場】

●神奈川県相模原市緑区青根
http://www.tanzawa.or.jp/~kanogawa/
キャンプ場名の後に「マス釣り場」が付くように、管理釣り場が併設されています。場内には川が流れており、水遊びもできます。
場内の施設はバンガロー、キャンプサイトに加えて、浴室のある管理棟、水遊び場、ニジマス釣り場、イワナ・ヤマメ釣り場、マスつかみ取り場などと充実。
中央道相模湖ICから約30分、圏央道相模原ICから約40分、東名高速厚木ICから約90分とアクセスも楽です。
【ウエストリバーオートキャンプ場】

●山梨県南アルプス市須澤
http://westriver-camp.com/index.html
ライブラリーハウス、オープンテラス、子供の遊び場エリア、露天風呂、ドッグラン&ドッグランサイトなどが完備された過ごしやすいキャンプ場です。最大の特徴はキャンプサイトが連なるエリアと、露天風呂や売店、バンガローなどがあるエリアの中央部に川が流れていること。川はきちんと整備され、水遊びエリア、釣りエリア、つかみ取り池などが設けられています。
白根三山山麓の豊かな自然に恵まれ、甲府にも近いので、周囲には観光スポットがたくさんあります。
【和知野川キャンプ場】

●長野県天龍村長島
www.vill-tenryu.jp/camp_wachinogawa.htm
長野県では「河川水質測定ランキング」を発表していますが、常に上位に来るのがキャンプ場の横を流れる和知野川の清流です。透き通った川での川遊びは暑い時期に最適です。夜は星空が輝き、清流のせせらぎが眠気を誘います。
場内には川沿いのキャンプサイト、ログハウス、シャワー棟、炊事場、管理棟などを完備。フリーサイトは予約不要というのも珍しいのでは。
【福岡ローマン渓谷オートキャンプ場】

●岐阜県中津川市福岡
http://ro-man.jp/
中津川から下呂温泉にかけての道沿いは、アユ釣り場として人気のスポットが点在しており、滝などの見所もたくさんあります。
中央道中津川ICから約25分とアクセスのいいこのキャンプ場も、付知川に沿って設置されています。自然豊かな場内で、虫取りや川遊びに興じるのも楽しいひとときです。
電源付きサイト、バンガロー、ロッジなども完備しているので、キャンプ初級者でも安心です。“やな”も8月には解禁されるので、アユ釣りに挑戦してみるのもいいでしょう。
【高見公園キャンプ場】

●奈良県吉野郡東吉野木津
http://takami-camp.com/introduction.html
ソメイヨシノで知られる吉野郡にあるキャンプ場。高見川に面しており、川では天然のアユやアマゴが釣れます。もちろん、水遊びも可能です。
場内はロッジが11棟、オートキャンプサイト17区画、バーベキューハウス19棟と比較的小規模なので、川の音を楽しみながら、ゆったりとしたキャンプライフが楽しめます。また、ファイヤーサークル、魚つかみ取りなどの設備も有しています。
【南光自然観察村】

●兵庫県佐用郡作用町
www.town.sayo.lg.jp/cms-sypher/www/section/detail.jsp?id=74
環境省が認定する「名水百選」に選ばれた千種川の辺にある宿泊型体験施設。川遊びや川の植生観察、近隣で栽培が盛んな“ひまわり”畑の見物や、竹細工、手作りアイス体験、野菜収穫体験などのさまざまな体験も可能です。
場内にはテントサイト、連棟コテージに加えてツリーハウス、フィンランド式サウナなどもあり、存分にアウトドアが満喫できます。


以上、編集室おすすめの川沿いキャンプ場をご紹介しました。これ以外にもたとえば神奈川県の道志渓谷周辺や埼玉県の荒川上流沿いなどにもキャンプ場は点在しています。行きやすいキャンプ場をウェブ検索して、お気に入りのキャンプ場を見つけましょう!

※キャンプ場を紹介するうえで、それぞれのキャンプ場のサイトより写真をお借りしています。

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●オートキャンプの情報ならこちらへ
社団法人 日本オートキャンプ協会
http://www.autocamp.or.jp/
< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
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