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  3. うらやましい!年間10回以上ドライブをする人が43%の事実【キャンピングカー保有者の実態】
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このコラムでは「キャンピングカーユーザーの実態」をしばしば報告しています。今回も“クルマ旅”を推奨する日本RV協会が実施したアンケートに基づき、キャンピングカーユーザーの事実をご紹介します!


一般社団法人日本RV協会は“クルマ旅”を推奨し、その一環としてキャンピングカーの紹介やキャンピングカーショーの開催、車中泊のための「RVパーク」の整備などを進めています。



アンケートとは話がそれますが、RVパークは欧米では“あたりまえ”になっている安心・安全・快適な車中泊施設です。

RVパークに加盟する条件は、

① ゆったりした駐車スペースがあること
② 1週間程度の駐車が可能なこと
③ 近隣に入浴施設があるか、シャワー設備を有すること
④ ゴミ処理が可能なこと
⑤ トイレの設備があること
⑥ 電源コンセントが設置されていること
⑦ 入退場の制限が緩やかなこと

となっています。
つまり、誰でも気軽に夜間使用ができ、そのうえで汗を流せ、電源を使えるというわけです。

現在、日本各地でRVパークは増えています。以前にもRVパークの紹介記事を掲載していますが、そのときよりも施設数はもっと増えています。有料の宿泊型駐車場ではありますが、非常に経済的で安心な施設です。有効利用して宿泊付きドライブを楽しんでください。
http://rv-park.jp/



キャンピングカー利用者も、ワゴンなどの比較的睡眠しやすいクルマの保有者も有効利用しているRVパーク。この充実などにも関連があるのでしょうが、キャンピングカーユーザーはキャンピングカーを効率よく使って、43%の方が年間10回以上ドライブにでかけているのがわかりました。
以下は日本RV協会がホームページ閲覧者を対象にこの春実施したアンケートの結果に基づいています(回答はほぼ200人)。


みなさんは年間何回ぐらいドライブしていますか?
ふらりと短時間おでかけするのではなく、“クルマ旅”という意識で、過去1年間を振り返ったときのおでかけ回数が以下となっています。

① 10回以上:43%
② 2~5回:33.8%
③ 6~9回:17.4%
④ 1回:4.3%
⑤ 0回:1.4%

6回以上でかけた人で60%を超えます。なんともうらやましい結果がキャンピングカーユーザー調査で見えてきました。


おでかけした回数に関しては、もちろん「ちょっと近所まで」といったものではありません。「キャンピングカーを使って遠くまででかけた」という回数だと考えていいでしょう。
それは「宿泊地は主にどこでしたか?」という設問でわかります。

① 道の駅:57.3%
② キャンプ場:14.1%
③ SA・PA:8.3%
③ 旅館・ホテル:8.3%
⑤ RVパーク:6.2%
⑥ そのほか:5.7%

キャンピングカーで旅をする人は、最初にキャンピングカー購入という投資をしているので、その後は「節約ドライブ」がキーワードになるのかもしれません。
トイレなどの設備があり、駐車場もそれなりに広い道の駅や高速道のSA・PAを有効利用しているようです。
また、テントキャンパーからキャンピングカーユーザーになった人も少なくありません。アウトドアが存分に楽しめるキャンプ場は、たとえキャンピングカーユーザーになったとしても魅力的な場所。多くの人が活用しています。
一方で宿泊地に旅館・ホテルも入っています。何泊かは道の駅などで過ごし、1泊は上げ膳据え膳の施設でのんびりしたいといったところでしょうか。

ちなみに宿泊地を選んだ理由は以下になっています。

① 便利だから:56.4%
② 宿泊費が抑えられるから:17.6%
③ 安全だから:9%
④ 非日常を味わうため:8.5%
⑤ そのほか:8.5%

やはり、便利で無料の道の駅が多く利用されるのを裏付けている結果となっています。また、「非日常を味わいたい人」ではキャンピングカーで乗り付けても歓迎してくれるキャンプ場が人気が高いのもわかります。


仮に宿泊施設に予約をとらなくても、「眠くなったら眠ればいい」のがキャンピングカードライブです。
「クルマで旅行に行ったときの移動時間の平均は?」という設問で、それが見えてきます。

① 4~6時間:54.9%
② 3時間以内:17.5%
③ 7~9時間:13.6%
④ 12時間以上:9.7%
⑤ 9~11時間:4.4%

上記は移動時間です。移動して目的地に滞在して遊ぶことを考慮すれば、いかに遠くに行っているかがわかります。
たとえば、首都圏から長野県の軽井沢まで往復するとしたら、移動時間は4時間くらいでしょうか。つまり、移動時間が10時間もあれば、相当長距離ドライブができます。
宿泊の予約なしででかけ、眠たくなったらしかるべき駐車場に止めて眠るということが気軽にできるキャンピングカーの底力といったところでしょう。
長時間移動して何をしているのかについては、「1回あたりの旅行で目的はひとつですか、複数でしたか?」の設問の回答が参考になります。
目的は一つと回答した人は21.1%。それに対して複数と回答した人は78.9%ありました。
関連して「あなたの旅のスタイルはどれに当てはまりますか?」の設問は以下の回答になっています。

① 複数の目的地を周遊する周遊型:70.5%
② 一つの目的地に数日間滞在する滞在型:15%
③ 日帰りなど、短時間で一つの目的地を往復する往復型:10.9%
④ そのほか:3.6%

時間をかけて移動してでも、複数の目的地を巡る周遊型が7割と圧倒的でした。
滞在型はキャンプ場などに腰を落ち着けて、アウトドアライフを満喫するタイプといえそうです。

ちなみに目的地で何をするかといえば、

① 観光:46.2%
② 温泉:22.8%
③ 趣味:18.3%
④ グルメ:4.1%
⑤ 買い物:1%
⑥ そのほか:7.6%

となっています。そして、目的地を決めるきっかけになったのは、テレビや雑誌の旅情報、家族の会話で決めた、SNSなどを見て、友人との会話などがあがっています。


複数の目的地に行くなどの意見が多いのですが、また別に興味深いデータがあります。
「旅の計画については、以下のどれに当てはまりますか?」という質問への回答です。

① 目的地以外は自由に行動する:46.6%
② 目的地、立ち寄り場所を事前に決めておく:37%
③ 目的地も含めすべて自由に行動する:16.4%

普段のドライブや旅を振り返ってみてください。一般車を用いる場合、ほとんどの方が②と回答するのではありませんか。①もそれなりに多いと推測できます。しかし、③と回答する方は非常に少ないと思われます。
キャンピングカーユーザーには堂々と③と回答する方が16%もいるのです。この自由度がキャンピングカーの魅力だと編集室では考えています。
「旅行の目的地は同じ場所が多いですか?」の質問にも、①同じ場所に行くことが多い:31.9%(編集室推測:お気に入りのキャンプ場や温泉施設があると思われる)に対し、新しい場所を探してでかけるが68.1%になります。



それほど綿密な計画を立てることなく、夜遅くなったら泊まってしまえばいい…ぐらいの気持ちで出かけ、どうしても行きたい場所以外は気ままに立ち寄る。しかも、経済的に宿泊型ドライブを楽しむ。これがキャンピングカーの優位点です。
キャンピングカーフェアが全国で開催されます。キャンピングカーにクラリオンのカーナビを設置し、それを頼りに気ままな宿泊型ドライブを存分に楽しむ。来年はキャンピングカーデビューしてみませんか?

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< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
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