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  4. 第4章 キャンプで守るべきルールとマナー

キャンプはテントやタープを設営したりなど準備などが面倒に思えるが、それも楽しみのひとつ。さらに、野外での遊び、野外料理や星空の下でお酒を楽しむなど、屋内では感じられない魅力にあふれている。
楽しいこと、うれしいことでいっぱいのキャンプだが、場所は静かな自然の中。それに、オートキャンプ場は自分たちだけの場所ではない。他のキャンパーたちも同じ空間、同じ時間を過ごしている。
キャンプ場にいる全員が楽しく過ごせるよう基本的なルールとマナーを覚えておこう。

1.いきなり無断キャンセルをしない
当日になって無断でキャンセルするのは大きなマナー違反。「キャンセル料を払えばいい」という考え型は慎むべき。子どもの病気などでやむを得ずキャンセルする際は、必ずキャンプ場に連絡をしよう。
最近では「雨」という理由だけでキャンセルする人がいる。ベテランキャンパーの中には「雨の日キャンプ」が好きという人もいる。雨が葉を打つ音を聞きながら、静かにお酒を傾けるのもキャンプの魅力。
「すぐにキャンセル」はご法度だ。

2.チェックイン&チェックアウトを守る
渋滞などの状況を除いて、キャンプ場で定められたチェックインとチェックアウト時間は守ろう。あまりにも遅いチェックインは他のキャンパーに迷惑。他のキャンパーがくつろいでいる時に、みんなでワイワイ設営では、まわりは落ち着かない。
また、チェックアウトが遅れてしまえば、次に来るお客さんに迷惑だ。
しかし、チェックアウト日が平日の場合、管理人さんに相談すればチェックアウトを遅らせてくれるケースも特例である。

3.キャンプ場の定めたルールを守る
キャンプをする人たちのモラルも重要だが、各キャンプ場で決められたルールを守ることも大切。例えばゴミの分別方法はオートキャンプ場によって異なるので要注意。
さらに消灯時間、シャワー使用時間などを定めたオートキャンプ場もある。

4.自然環境を守る
キャンプは自然のなかで楽しむもの。むやみにゴミを出すのを抑え、自分たちが来たときと同じ環境を守ろう。
さらに、樹木を傷つけない(むやみにロープを張らない)、断りなく植物を採集しないなどもマナー。
さらに現在はエコの時代。環境にやさしい洗剤を使用する(もしくは洗剤を利用しないで水洗いにとどめる)などの配慮があるといい。

5.共同の施設を長時間占有しない
炊事場や流し台、シャワー室、トイレなど、オートキャンプ場には他のキャンパーたちと共有して使う施設がたくさんある。自分たちだけで長時間使用するのは避けよう。
もちろん、使用後を清潔にしておくのは基本のマナーだ。

6.気軽にあいさつをしよう
たった数日とはいえ、隣のサイトや同じ共同施設を利用する仲間であることに変わりはない。気軽にあいさつして、コミュニケーションをとることも大切。

7.他のサイトを横切らない
オートキャンプ場では、各自決められた区画サイト内で各々テントやタープを立てている。そのサイト内は、ある意味、家のような空間だ。その中を無断で横切られるのは気分のいいものではなく迷惑だ。キャンプ場を移動する際は決められた通路を歩こう。

8.深夜に騒がない
グループキャンプなどで深夜に盛り上がりすぎると、すでに寝ている他のキャンパーたちの迷惑となる。夜9時以降は静かにすることを心がけよう。
「夜の9時以降は静かに」と言っても堅苦しい意味ではない。耳を澄ませば川のせせらぎやフクロウの鳴き声、さらには森の音が聞こえてくるだろう。自然の音を楽しみながらのお酒は格別だ。
また、花火に関してもオートキャンプ場ごとにルールがある。全面禁止のところもあれば、「打ち上げ花火の禁止」「時間帯によって禁止」などさまざま。それぞれのルールを守って。

9.焚き火はルール厳守
キャンプ場によっては、「焚き火禁止」の場所もある。焚き火がしたい場合は事前に可能かどうかチェックしよう。
また、焚き火には「直火」とそうでないケースがある。地面に直に薪などを置いて火をつける直火は禁止でも、“焚き火用の台”を用いれば問題ないケースも多い。この場合はアウトドアメーカーが出している焚き火台を事前に購入しておこう。
最近では、「キャンプ場の緑を守る」意味から、直火禁止のオートキャンプ場が多いので事前に問い合わせておこう。

10.深夜の時間帯に車での移動は慎む
キャンプ場には小さな子ども連れやペット連れのキャンパーも多くいる。とくに小さな子どもたちは、エンジン音や車の危険性を感じず、遊びまわっているのでとても危険な状況になりやすい。なるべく夜遅い時間帯の車移動は慎もう。
もちろん、日中もオートキャンプ場内の車での移動は慎重に。

●ペット
ペット連れを希望する人は事前にオートキャンプ場に問い合わせを。
“ドッグラン”やペット用浴槽を設けてペット歓迎のオートキャンプ場もあれば、ペット禁止のところもある。また、ペット可能でも「リードでつなぐ」「サイト内からリードが出ないこと」などの細かいルールを設けているケースが多い。 さらに、飼い主にとってペットの鳴き声は気にならないが、それ以外の人にとってはくつろぎタイムの妨害になってしまう。注意が必要だ。

●音楽
オートキャンプ場は基本的に“自然の音”を楽しむところ。大きな音量でCDを流したり、楽器を演奏するのも気をつけたい。

●家族のルール
オートキャンプは家族全員で力を合わせて行うもの。
たとえばクッキングのお手伝い、食器洗いの当番などの順番を決めて子どもにも積極的に参加してもらおう。 また、「ゲーム機」「コミックス」を持ち込まないなどの、独自のキャンプルールを設けているベテランキャンパーも多い。

子どもをキャンプデビューさせる時は、ある一定の年齢になってからがいい。大人の言うことが理解でき、周りの状況を把握できるぐらいの年齢がベスト。
理由はキャンプ場での夜。日常生活にはあった明かりがそこにはなく、怖くなり、泣いてしまう子も多い。例としては、4~5歳ぐらいからがちょうどいいだろう。